世界中のSORROW

[Intro] (Instrumental) [Verse 1] 夜中にひとり、映画を観て泣いた 夜中、心が敏感に揺れるのは弱さか？ いや、共鳴する力、むしろ強さだと でも画面の裏の現実には届かない [Verse 2] 戦地じゃ銃声が子守唄みたいになってる 子どもが眠れぬまま朝を待ってる 仲間が倒れても前に進まなきゃいけない 生き残ることが「罪」になる戦場 [Bridge 1] 病室で涙する彼女の手には 薬の山と希望のメモリー 医者の声が現実を突き刺すたび 心が崩れていく、でも顔は笑う [Chorus] 世界中にSORROW（SORROW）、止まらない涙 どこかで誰かが沈んでいるこの瞬間も でも手は届かずに想像してるだけ 声は届かない、ただ無力なだけ [Verse 3] 冷蔵庫の中、空っぽのトレー 母の瞳が語る、次の食事はいつか 飢えに慣れたこの笑顔が痛い 裕福な国のニュースじゃ語られない [Verse 4] 隣のクラスで誰かが泣いてた LINEの裏で心が切り裂かれてた 教室ってジャングル、強さが掟 先生すら見て見ぬふりで終わってく [Bridge 2] そして俺自身も逃げ出したくなる 孤独な部屋で問いかける　お前は誰だ？ 自分を追い詰める声が止まらない 優しさすら、ときに武器に変わる社会 [Chorus] 世界中にSORROW（SORROW）、止まらない涙 どこかで誰かが沈んでいるこの瞬間も でも手は届かずに　足掻いているだけ 声は届かない、ただ無力なだけ [Verse 5] ニュースでは解説者が並ぶ 正義を語る顔がどれも同じに見える でも現実のSORROWはそんな言葉じゃ 切り取れない、映せない、救えない [Interlude] 募金のボタン、ワンクリックで終わる でも実感はどこにある？ 誰かの命が救われたっていう証拠は？ もしかして俺も、救われる側なのか？ [Chorus] 世界中にSORROW（SORROW）、終わらない痛み 同じ時代を生きながら、見てないふり 耳を塞ぎたくて目を閉じる日々 でもそれじゃ何も変わらない（変わらない） [Bridge 3] このSORROWを知ることで変わるものがあるのか 知らなきゃよかったとさえ思う夜もある でも知ったからこそ、沈黙を破りたい 曲に乗せて、誰かの心に響かせたい [Outro] (Instrumental)