
コンビニの灯りに染まる 午前二時 渋谷の交差点 誰もが誰かになりたくて 足早に夜をすり抜ける スクリーン越しの憧れに すこしだけ似てる君の横顔 何千万のうちのふたり 名前もないまま歩いてた 流行りの服も 覚えたセリフも 所詮は借り物みたいで ねぇ、それでもさ どこへでも転がってく日常 どこでも買えそうなこの恋 意味なんて 今は知らなくていい なにも特別じゃないけど 並んで、歩いて、笑って 寄り道ばかりで進めなくて それでもなんか 心地よくて 終わらないまま 続いていって 踏切のベルが鳴っている 流れるような人の気配に まぎれるように手をつないで 街のノイズに耳を貸した “幸せ”ってほどじゃないけど “寂しい”ってほどでもない午後 そんなふうに続いていく 退屈なほどのこの感じ 映画のような 台詞も展開も きっといらないと思えて ほら、気づけばさ どこまでも曖昧なままでも どこにも行かないこの恋を 守るとか 誓うとかじゃなくて ただとなりにいることで 眠って、起きて、また会って 繰り返すだけの毎日で 気づかぬうち 染みこんでって 消えないまま 続いていって どこへでも転がってく日常 どこでも買えそうなこの恋 意味なんて 今は知らなくていい なにも特別じゃないけど 並んで、歩いて、笑って 寄り道ばかりで進めなくて それでもなんか 心地よくて 終わらないまま 続いていって
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