
街角のネオンが滲む夜 薄暗いビルの看板に 「夢を売ります 人妻専門」 だけど夢ってなんだろな カウンター越しの微笑みは どこかぎこちないけれど 「ウチは人妻専門です」 言葉の奥に隠れた影 人妻じゃないのに人妻 誰かの奥さん演じてる 指輪の跡がない指で そっと僕の肩を撫でた 「旦那がいるってことにして」 赤い口紅 笑って言う 名前も嘘なら肩書きも 愛も少しは嘘なのか 「夢を見せるのが仕事なの」 目を伏せながら囁いた だけど瞳の奥の色 誰より優しく滲んでる 人妻じゃないのに人妻 誰かの人生 纏ってる 僕が知ってるこの温もり いったい誰のものなんだろ ネオンが溶けて朝が来る 幻みたいな夜のあと 僕の知らない君の名前 きっとどこかで笑ってる
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