
聞こえない声 (Kikoenai Koe)
[Verse 1] 誰(だれ)もいない部屋(へや)で 息(いき)を潜(ひそ)めて とぎれた記憶(きおく)だけが 胸(むね)を刺(さ)すの どこまで逃(に)げても 孤独(こどく)は消(き)えなくて この声(こえ)すら もう届(とど)かない [Pre-Chorus] ただ見上(みあ)げた夜空(よぞら)に 星(ほし)の光(ひかり)さえも見(み)えなくて 「どうして ここにいるの?」 答(こた)えのない闇(やみ)が広(ひろ)がる [Chorus] 聞(き)こえない声(こえ)が 夜(よる)に溶(と)けてゆく 「助(たす)けて」と叫(さけ)んでも 誰(だれ)も気(き)づかない 冷(つめ)たい月(つき)の光(ひかり)だけ 私(わたし)を照(て)らして 涙(なみだ)の行方(ゆくえ)さえ わからなくなったの ひとりきりの世界(せかい)に 飲(の)み込(こ)まれながら 遠(とお)ざかる朝(あさ)を ただ待(ま)ち続(つづ)けてる [Verse 2] ざわめく街(まち)を 窓(まど)の向(む)こうに見(み)ても ガラス越(ご)しの景色(けしき)が どこか歪(ゆが)んでる あの日(ひ)の約束(やくそく)さえ もう思(おも)い出(だ)せなくて 触(ふ)れられない欠片(かけら)が 胸(むね)を締(し)め付(つ)ける [Pre Chorus] 置(お)き去(ざ)りの感情(かんじょう)は 行(い)き場(ば)を失(うしな)って震(ふる)えてる 「どうか 消(き)えてしまいたい」 願(ねが)うことさえ 怖(こわ)くなる [Chorus] 聞(き)こえない声(こえ)が 胸(むね)を裂(さ)いてく どんなに叫(さけ)んでも 闇(やみ)は深(ふか)くなるだけ 孤独(こどく)の底(そこ)で 呼吸(こきゅう)が止(と)まりそうで それでも何(なに)かを まだ探(さが)し続(つづ)ける この世(よ)に私(わたし)が いなかったとしても 何(なに)も変(か)わらない そんな気(き)がして [Instrumental] [Bridge] 私(わたし)の存在(そんざい)は 影(かげ)よりも薄(うす)く 誰(だれ)かに触(ふ)れても すり抜(ぬ)けてゆく もし 優(やさ)しい声(こえ)が そこにあるのなら 一度(いちど)でいいから 聞(き)かせて欲(ほ)しい [Final Chorus] 聞(き)こえない声(こえ)を 夜(よる)の果(は)てに置(お)いて 戻(もど)る場所(ばしょ)なんて もうどこにもないの わずかな願(ねが)いさえ 砕(くだ)け散(ち)って 闇(やみ)を抱(かか)えたまま 静(しず)かに沈(しず)んでく もう一度(いちど)だけでいい 笑(わら)い合(あ)えたなら きっと未来(みらい)は 違(ちが)ったはずだった… [Outro] 目(め)を閉(と)じた世界(せかい)で 最後(さいご)の涙(なみだ)を落(お)とす 誰(だれ)にも届(とど)かない声(こえ)が 闇(やみ)に溶(と)けて消(き)える
