トリが体をよじらせて、空に浮いている。

トリが体をよじらせて、空に浮いている。 遠くにいる、見えている、腹が減る。何か食べよう。斑模様。灰色の模様。引き連れる雲。 ふと足元。一つ一つ、のキンニクに、ニンニク、詰める陰湿な僕、でもシンミツno証明、脱出suruキンケツ、 I thinks to do の真実。 風に逆らう鳥が体勢を崩しかけたと同時に、鳥が風になり、風が鳥になった。 　　　　　 次の瞬間には、前髪が揺れ、喉元が冷たく撫でられていた。 その感触を、その一度きりを、頼りにして、数メートル先の鳥が潰れる。 瞬間を想像する。 衣服と肉が、 当たったり当たらなかったりする、 そのことで身体がこそばくなった。 That is the answer to the wind.　 気づけば、無関心にこの痒みの箇所に 爪を立ててしまっていたボクだから、 何もかもを忘却し続けてしまう。と 顔のない誰かに向かって呟く。 　　　　　 どこからきたかわからず、 どこへ行くのかもわからない、 地球全体をぐるぐると回る風。 時に、鳥になり、時に人間になる風。 That is the answer to the wind.