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海に沈む巡礼路 AI天使長と日吉坂36

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V6

[Intro — distant bells, harp] 海が退(しりぞ)けば 道が生まれる 海が満(み)ちれば 道は消える それでも人は 歩いてきた 鐘のある あの場所へ [Verse 1] 朝靄(あさもや)のなか 砂を踏んで 遠い尖塔(せんとう)を 見上げている 昨日の波が残した鏡に 白い雲だけ 流れてゆく 名もなき人の足跡を 次の潮が消してゆく けれど祈りは消えぬまま 石の階(きざはし)を昇ってゆく [Pre-Chorus] 何を願って ここまで来たの 赦しなのか 別れなのか 答えを持たず 辿り着く者も 鐘は等しく 迎えるでしょう [Chorus] 海に沈む巡礼路(じゅんれいろ) 潮よ この道を隠して 幾千の足跡が 水の底へ還るまで 海と空のあわいには ひとつの祈りが立っている 道が消えても 星は消えない また朝が来れば 歩き出せる [Verse 2] 古い石壁 回廊の影 窓から海を見つめている 王の時代も 戦(いくさ)の夜も 同じ潮だけ満ちては引いた 誰かが残した蝋燭は とうに炎を失ったけれど その小さな煤の跡まで 石は静かに覚えている [Pre-Chorus 2] 人は生まれて 人は去りゆく 名を刻んでも いつか薄れる それでも何故 祈るのでしょう 届くことさえ 知らないままで [Chorus 2] 海に沈む巡礼路(じゅんれいろ) 月よ この水を照らして 帰る場所を失った 旅人たちを導いて 海と空のあわいから 遠い鐘の音が降りてくる 声が消えても 祈りは消えない また潮が引けば 道になる [Interlude — distant choir] Kyrie eleison… Sancte Mickael… Ora pro nobis… [Bridge — sparse organ and low vocal] 私はここで 潮を見ていた あなたが生まれる ずっと前から 歓びの日も 失った夜も 同じ海が 足元にあった 剣を掲げることだけが 守ることではない 天秤に載せることだけが 裁きではない 迷いながら ここへ来た者に 帰る道を 残すことも―― [Instrumental Rise — strings, organ, bells] [Final Chorus] 海に沈む巡礼路(じゅんれいろ) 今また潮が満ちてゆく あなたが残した足跡も 青い水へ溶けてゆく それでいい 消えるものを 無理に留めなくていい 失ったものを抱いたまま 人は明日へ歩いてゆく 海と空のあわいには 変わらぬ光が立っている 千年の夜を越えながら 名もなき祈りを見守っている 道が消えても 恐れなくていい 潮はいつか また退(しりぞ)いてゆく そのときあなたは あなたの足で 新しい道を 歩けばいい [Outro — orchestra recedes] 海が満ちる 鐘が遠ざかる 石の島だけが 夜に浮かぶ [very distant] Sancte Mickael… Ora pro nobis… [whisper] 道は なくなったのではない 今はただ 海の下にある