
[Verse 1] きっちり七三 きゅっと結んだネクタイ 身長も性格も 平均点の天使 白い羽 アイロンの線みたいにまっすぐ 「規則通り」だけが とりえだったのに 舞台袖から ひょいと顔出す影 つやつや黒髪 瞳はルビー ほころぶ笑み でも涙ぐんだまつげ 「ねえ 一曲だけ 付き合ってくれる?」 [Chorus] はかなげ美少女悪魔と 生まじめフツメン天使がマンボを踊る ステップ半拍ずれてる心臓 ドキドキ カウント飛び越えて くるり 角と輪っかが揺れるフロア 「それ、ちがう」 「でも、楽しいからいいよね?」 真夜中ちょい前 天界下界のはざまで ふたり くすっと笑うマンボ [Verse 2] 彼女のヒールが 床を軽くたたく 「ワン・ツウ・スリー」なんて 口で数えちゃう天使 教科書どおりのターンは すぐ崩れて 踏まれたつま先より 胸のほうが痛い 悪魔のドレス 肩からこぼれる溜息 ねじれたリボン ほどけかけた約束 「きれいでしょ?」って ちょっと誇らしげに回る 涙も笑いも ぐるぐる混ざる [Chorus] はかなげ美少女悪魔と 生まじめフツメン天使がマンボを踊る ぎこちない腕 そっと腰にまわす フロアの端っこ 世界の真ん中 ふらり 転びそうなバランスで 「天使くさい」って 鼻で笑われても 耳まで赤くなって 離せない この一瞬だけは ルールよりリズムのマンボ [Bridge] [少しテンポを落として コーラスがささやく] 彼女のしっぽが ためらい揺れて 彼の羽根先 震えたままで 「終わったら 忘れていいよ」 「終わっても 忘れたくないよ」 [Chorus] はかなげ美少女悪魔と 生まじめフツメン天使がマンボを踊る 終電みたいな最後の一曲 目と目 そっと 合ったら合図 くるくる 宇宙の端までスピン 「じゃあね」って言えない唇ごと まだあたたかい手 強く握りしめて 天国行きか 地獄行きかも どうでもいい ふたりで笑えた マンボ

