
(1番Aメロ) カーナビにも映らない錆びたガードレールの先で 今はもう誰も来ない廃駅のホームに佇む 使い古したフィルムカメラをそっと構えて セピア色のレンズのなかに静かな景色を切り取る (1番Bメロ) 効率よく生きるための街の喧騒(けんそう)から離れて 時代の忘れ物みたいな場所を巡(めぐ)るのが好きだ 誰に見せるわけでもない写真の束が 俺の引き出しのなかで静かに重なっていく (1番サビ) 古い駅舎(えきしゃ)に吹き抜ける風を感じながら 冷たいアイスコーヒーの蓋をあける 過去の残り香(が)にそっと触(ふ)れるようなこの時間が 俺の心をじんわりと満たしてくれるんだ (2番Aメロ) 仕事のノルマを終え、車をここまで走らせた 一人で抱え込んでいたトゲが抜けていくのを感じる 他人の評価なんて写真のピントのようにおぼろげで 目の前にあるこの錆びた鉄路(てつろ)だけが妙にリアルだ (2番Bメロ) 容姿に自信なんてないが、ファインダー越しに見る この世界の美しさを知っているだけで 俺の人生は悪くないと思えるんだ (1番サビ) 古い駅舎(えきしゃ)に吹き抜ける風を感じながら 冷たいアイスコーヒーの蓋をあける 過去の残り香にそっと触れるようなこの時間が 俺の心をじんわりと満たしてくれるんだ (Bridge) 親友との旅の途中でも、古い建物を見つけると お互いに無言でカメラを向けて笑い合ったっけ 無口な奴との、そんな共通の趣味が心地いい (大サビ) 古い駅舎に吹き抜ける風を感じながら 冷たいアイスコーヒーの蓋をあける 過去の残り香にそっと触れるようなこの時間が 俺の心をじんわりと満たしてくれるんだ (アウトロ) シャッターを切る乾いた音が空間に吸い込まれる 今日の記憶をフィルムに焼き付けて、家路へ向かう 静かな満足感をポケットに忍ばせて

