
吐く息が白く 溶けてゆく 霜を踏む音だけが 響いている こんな夜には 心の底まで 冷たく澄んで 嘘がつけない 凍てつく夜空 見上げれば 星が痛いほど 近くにある 冷たさの中で 気づいたんだ それでも私は 歩いてゆける 枯れ枝の先 月が刺さる 冬は全部を むき出しにする 痛みの奥に 確かにあった まだ消えていない 熱いもの 凍てつく夜空 見上げれば 星が痛いほど 近くにある 強さは優しさの すぐそばにある 冬を知る者は 強くなれる 東の空が 藍に滲んで 凍えた大地の 深いところで きっと芽吹きが 始まっている 震える朝に 歩き出せ ──やがて、光へ

