境界が ほどけてく 名前のない 空気の中 触れたはずの輪郭は もう 溶けている ここにいるのか 向こうにいるのか 声の形も 曖昧になって 視線の裏で 揺れる世界 わたしは まだ 存在してる? 壊れてく 定義 崩れてく 距離 思考だけが 先に 走る 消えていく 始点 溶けていく 終点 わたしは 溶けて あなたになる 境界線は 呼吸の中 確かめたい 確かめられない 「ここにいる」 それだけで ここにいる ここに いる いる⋯⋯ ここだった 名前のない光 意味のない影 触れた瞬間 全部 変わる 形はなくて でも 確かに 胸の奥で 揺れている 境界が 回転する わたしは ここで あなたは どこ? 答えは全部 霧になる 思考だけが 残響してる 「感じてる」 それだけで ここにいる ここだった ここみたいな場所 わたしは 溶けて 世界になる 名前のない 存在へ 確かじゃない でも 確かに 今 思ってる