
[intro] ホッカイドウの東で生まれた もちろんここからは 聞いた話と記憶から 綴ったものであるが 全て真実である ものごころつく頃 友だちの家と私の家とでは 何か違うと思ってた お父さんが居ないのだ 今まで生きてきた中で 何故かという理由を聞く事は 母親を苦しめる事だと 自分の中では思っているので 私は今も父親の名前も顔も知らない この事は自分の中で 消化すればいい事 それでまるくおさまるなら それでいいのだ じいちゃんとばあちゃん かあちゃんと私 それが幼稚園の時の私の家族だ じいちゃん 女作って出て行った 子供ながらに傷ついた たかし、たかしと遊んでくれたのに その頃からかあちゃんが 知らない男の人を 連れてくるようになった マジで頼んでも居ないのに 勝手に知らない奴が 父親になったんだ 最初は優しかった けどよくあるパターンさ ちょっと違ったのは この男が元ヤクザって事 ふぶきのなか じょせつの手伝いをさせられた ちゃんとやらないと 鉄のスコップで殴られた 酒を飲んでは暴れていた ホウチョウを持っては かあちゃんを殺そうとしたり 犯したりしていた 小学校高学年になると こいつは同級生の母親と 浮気を始めた 学校に行くと 昨日遊びに連れて行ってもらったぞ 別に知りたくもないのに 友達に聞かされた 当然だが当たり前のように お年玉は全部こいつが盗んで 女遊びに使っていたな 中学になると 学校ではめちゃくちゃいじめられた そして家ではアイツに脅された 本当に死にたくなった この時に死んでいれば 今こうしてダセイで 生きる必要なかったのに 高校生になる頃にはもう こいつは帰ってこなくなった たまに帰ってきては かあちゃんにカネをたかっていたわ こいつが寝てる時に 刺し殺してやろうと何度も思った その気持ちは俺が死ぬまで 決して変わらないだろう こうさんの夏休みに 離婚することになった 土下座されてあやまられたが こいつは何をしてるんだ? その気持ち以外 生まれて来なかった こうして北海道の東で あった話は終わりなのだが 細かくひろえば いくらでもあるんだ テレビを見ると シングルマザーの彼氏が つれごをギャクタイして殺したって話を 毎月のように見かける その度に私は苦しくなるんだ 成長していく過程の中で 自分の中のルールとして 結婚はしない もちろんこの忌まわしい血を残さない そう決めていた もう一つのルールとして アイツと会ったらぶっ殺す これはまだ実現していない 生きてるだけで幸せ? 感じないね俺は アイツをこの手で殺して初めて セイサン出来ると思っているから [outro] [end]

