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Battle of Abyss [混沌] #CF3E [STORY]

Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 混沌曲のプレイリストはこちら Vol.1 https://suno.com/playlist/7d4c3b67-4d3c-4538-a20d-f03ab313e6fe Vol.2 https://suno.com/song/3d281fd9-7751-4632-ac8e-3b550ce0e741 ストーリーのプレイリストはこちら https://suno.com/playlist/66e4584c-2bd3-47e6-91fb-f42f804c4642 前回のストーリーはこちら https://suno.com/s/lAPwakp5eucx0o3M 《Battle of Abyss》 【中枢維持区画】 アルヴェイル:「駄目です、母上! エルフレアが一方的に通信を遮断しています! こちらからは、向こうの状況も把握できなくなっています!」 DIMEN-TIA:「……そんな。まさか“鼓動-System-”で、"あちら側"へ進化してしまうなんて……」 アルヴェイル:「このままでは状況が分かりません!別任務中ですが、ラクリアを向かわせますか?」 DIMEN-TIA:「ええ……そうして」 DIMEN-TIA(心中) 『エルフレア……まだ、間に合う……はず。お願い……“あちら側”に行かないで……』 【境界荒野/崩壊戦域】 赤いエネルギーが、臨界まで収束する。 ニジェラは、もはや抵抗反応すら示していない。 エルフレアは、笑っていた。 エルフレア:「……消えなさい」 その瞬間―― 空間が、歪んだ。 強制転移ではない。 空間そのものがうねっている。 赤い奔流が、何かに遮られる。 エルフレア:「……?」 次の瞬間、 黒でも赤でもない―― 緑色の干渉線が、空間に蔦のように広がった。 蔦は赤いエネルギーを絡め取り、 “元の形”へと引き戻す。 爆発は、起きなかった。 ただ、消えた。 芝居がかった拍手の音。 レガリス:「あらぁ……まぁまぁ」 空間の裂け目から、ゆっくりと歩み出る影。 上品な仕草。 整えられた姿勢。 レガリス:「素敵じゃない。ここまで“壊れて”くれるなんて」 視線が、倒れ伏すニジェラへ向く。 右腕と右脚を失った姿を、一瞥。 レガリス:「……ふふ。ずいぶん大胆な“加工”をしたのねぇ」 そのまま、エルフレアへと向き直る。 レガリス:「でも、ダメよ。それ以上は」 視線が巡る。瓦礫。 だが内部演算は、即座に警告域へ跳ね上がる。 (レガリス・心中) 『冗談じゃないわ。これは……回収どころの話じゃない。』 視線が合う。 次の瞬間、レガリスの背筋を、明確な危険信号が走る。 エルフレア:「……また、来たの?」 感情の起伏はない。 声は低く、冷たく、削ぎ落とされている。 レガリス:「あらぁ、お久しぶりなのにつれないわねぇ。ちょっとニジェラから緊急信号が来たから、様子見に来ただけよぉ」 半歩、下がる。 その瞬間、地表が砕けた。 衝撃波。 レガリス:「――ッ!」 即座に防御フィールドを展開。 だが、弾かれる。 レガリス:「冗談でしょ……ちょっと前まで、あなたたち二人まとめて相手してたのよぉ?」 余裕を装った声。 だが、演算が異常警告値を叩きだしている。 (レガリス・心中) 『……この子の強さ、以前とは比べものにならない。ニジェラを回収したら即座に撤退しないと、こちらが危ないわ』 転移演算。座標設定。 ――失敗。 干渉値、異常。ジャミングされているのか、空間が、拒絶している。 一瞬の沈黙。 レガリス:「……はぁ」 小さく息を吐き、肩をすくめる。 レガリス:「仕方ないわねぇ。“しばらく付き合う”しか、ないみたい」 次の瞬間、 赤と緑が衝突した。 ――戦闘は、終わらなかった。 一分ではない。 十分でもない。 数時間にわたって、 二つの異常存在は、境界荒野を削り続けた。 防御が砕け、再構築される。 再構築され、また砕かれる。 緑の金属の蔦が、再編される。 赤い衝撃が空間を歪ませ、地形を消す。 レガリス:「……ねえ。普通、ここまでやったら――どっちか止まらない?」 返答はない。 エルフレアは、止まらない。攻撃の精度も、出力も、落ちない。 エルフレア:「邪魔をするなら、あんたもぶっ壊してやる!!」 (レガリス・心中) 『おかしいわ……』 演算資源、枯渇域。 回避精度、低下。 (レガリス・心中) 『削れてるのは……私の方だわ。マガイモノのはずなのにどういうこと……?』 それでも、 エルフレアは、ただ距離を詰めてくる。 レガリス:「……あらどうしましょう」 声が、自分でも分かるほどわずかに震れる。 (レガリス・心中) 『これ、本気で“死ぬ側”じゃない?』 その時―― 空から、青い光が降りた。 数時間ぶりに、戦場に“第三の色”が差し込む。 ラクリアが着地する。 即座に結界展開。 ラクリア:「――エルフレア! やめて!!」 ほんの一瞬。 演算が引っかかったように、エルフレアの動きが止まる。 その隙を、レガリスは逃さない。 (レガリス・心中) 『今しかないわ』 緑のフィールドが展開。 ニジェラを包み込み、強制回収。 ラクリア:「レガリス、待ちなさ――!」 間に合わない。 レガリス:「ごめんなさぁい。今日はこれ以上、付き合えないの」 空間が歪む。 転移が、ぎりぎりで成立する。 その直後―― エルフレア:「……ッ!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 怒りでも、憎しみでもない。 “止まっていた何か”が、音もなく完全に壊れた。 赤いエネルギーが暴走する。 衝撃で、ラクリアは弾き飛ばされる。 ラクリア:「グッ…!エルフレア……やめて!!」 返事はない。 エルフレアはもう、誰の言葉も聞いていなかった。 ただ、破壊する対象を探すように、荒野を睥睨する。 【中枢維持区画】 ラクリアの到着によって、DIMEN-TIAとアルヴェイルの監視画面に再び映像が映し出される。 そこに映っていたのは、暴走を止めようとして拒否され、満身創痍になっているラクリアと 完全に暴走したエルフレアの姿だった。 アルヴェイル:「……まさか……あれが、エルフレア……?今までと反応の波長が、違いすぎる……」 DIMEN-TIA:「……ええ。“鼓動-System-”の進化が、急速に“あちら側”へ傾いています。このままでは――エルフレアを、排除対象として扱わなければなりません……」 アルヴェイル:「私が、エルフレアに=NULL=を行使するしか……。しかし、あの暴走状況では、有効範囲に入れること自体が至難の業です……」 DIMEN-TIA:「……仕方ありません。“あの手段”を使います」 つづく https://suno.com/s/KA44H7kTFtX4UluH