雪は街のざわめきを そっと飲み込む 足音はやわらかく 夜にほどけていく こぼれそうな心を 支えるものが 見えない場所から 静かに手を伸ばす 耳をすませば 白い息の奥で 細い光の糸が たしかに揺れる ここにいる 消えないで 小さな灯りよ 胸の奥で 痛みはここに 光は空へ 見上げれば 道は続いてる 抱きしめたい この静かな強さを 降り積もるほど 時計は遠くなる がいとうの輪がひとつ 雪に沈んでいく ポケットの底で 凍えたメッセージ 言葉より深く ぬくもりが響く 動けない夜を 呼吸で渡って 見えない手の温度 そっとたしかめる ここにいる 離れないで 小さな灯りよ 胸の奥で 迷いはここに 空には明かり 見上げれば 道はひかりになる 抱きしめたい この静かな強さを 雪が音を抱くたび 鼓動が大きくなる 倒れそうな影ごと 光へ預けよう 雲の切れ間から やわらかな合図 もう一歩だけ たしかに進める ここにいる 消えないで 小さな灯りよ 胸の奥で 痛みはここに 光は空へ 見上げれば 道は続いてる 抱きしめたい この静かな強さを 光を運んで 夜の向こうまで 震える手のままで 進んでいく


