
波紋の刃〜幻想の都に眠る扉〜
V5
揺れる水面に 溶ける街灯り 今夜も、幻想の霧に 抱かれて眠る 森の奥底 静かに口を開けた 呪われし遺跡 夜風が冷たく運ぶ 槌の音だけが 私の鼓動だった 火床で跳ねる火花は 暗闇を裂く星のように 父の背中を 追いかけて 研ぎ澄ました鋼 試したいのは この剣か、 それとも 勇気か 刻め運命を 切り裂く刃 水底の闇を照らす 一筋の光になれ 聖杯の加護も 届かぬほど深い場所で まだ見ぬ奇跡を 打ち鳴らす 閉ざされた扉を 今、こじ 開けて 苔むした者達が 警告を囁く 引き返せと... 亡霊たちの声が 足首に絡みつく けれど手の中 熱を帯びる 自慢の相棒 重力さえも期待に 変えて 踏み出す一歩 踊れ、絶望を なぎ払う剣 幻想の霧を払い 真実の道をゆけ 残酷な迷宮で 歴史を...続きを 書き換える 鋼の意志は 決して、 折れは しない 霧の...霧が 薄れてゆく... 深い蒼の向こう 新しい夜明けを 連れてくる 水魔の街に 鍛冶の火が 灯り 続ける……


