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夜がほどける頃

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V5.5

眠れないまま 窓を開けた 知らない誰かの灯りが揺れてた こんな時間にも 起きてる人がいる それだけで少し 救われた気がした 今日できなかったことばかり 数えてしまう癖はまだ消えない だけど一日を終えた僕に 「よくやった」くらい言ってもいいかな 夜がほどける頃 僕も少しほどけてゆく 強がって結んだ心の糸を ひとつずつ緩めながら 明日は明日の僕でいい 今日の続きを生きればいい 朝焼けがまだ見えなくても 空はもう 夜を越え始めてる 冷めたコーヒー 時計の音 静けさだけが隣に座ってる 誰にも言えない寂しさだって 今夜くらいは ここに置いていこう 夢を持つことが怖くなって 期待しないほうが楽だと思った それでも心のどこかでは 小さな光を探していた 夜がほどける頃 街の色も変わってゆく 終わらないように思えた暗闇も 気づけば薄くなっていた 大丈夫なんて言わなくていい 無理に笑わなくてもいい ただここまで歩いてきたこと それだけは忘れないで もしも明日また立ち止まって 何も見えなくなったとしても 今夜見つけた小さな灯りを 僕はきっと覚えている 夜がほどける頃 新しい風が頬を撫でる 昨日まで抱えていた痛みさえ 朝の向こうへ連れてゆこう 明日は明日の僕でいい 完璧じゃなくたっていい カーテンの隙間 差し込む光 その中へ静かに手を伸ばす 夜がほどけて 僕の今日が終わる そしてまた 僕の明日が始まる