
奇行戦記バリグナー II OP 月光 Re:set -Night Break Remix- #Varigner
👇以下、J-popの館さんの紹介文です👇 🎨 Character & Mechanical Design luciluci さん 【リミックス案内】 ✨ Remix Free Project ✨ 『奇行戦記バリグナー』関連楽曲はリミックス自由です。 今回の 「月光 Re:set」 「サテライト・ドリーム(未発表)」 はもちろん、これまで公開したバリグナー関連楽曲も自由にリミックスしていただけます✨ アレンジ、歌詞変更、タイトル変更、 世界観の追加や独自解釈など、 皆さんの好きな形で楽しんでください😊 完成した作品には 「#Varigner」 を付けていただけると嬉しいです✨ 作品が完成したら、 この曲のコメント欄で ギキューン🍜 と教えていただけると嬉しいです😊 見つけ次第、プレイリストへ追加させていただきます✨ バリグナーの世界は、 一人ではなく、みんなで作り上げていく物語です。 皆さんの描く新たな物語を楽しみにしています✨ 🎨 ちなみにカバーアートはガン○ムではありません😂 あくまで『奇行戦記バリグナー』です✨ どこかで見たことがある気がしても、 気にしない方向でお願いします😊 ──────────────────── 🌈歌詞はサイドストーリーの後に記載しています🦉 🦉 Lyrics are written after the side story. 🌈 🎬✨奇行戦記バリグナー II サイドストーリー 『月光の帰る場所』 ――守ることは、戦うことと同じ強さだ―― 登場人物: 地球連邦 🛡️ YORU 搭乗機:Varignar NIGHT OWL ズレトルニア帝国 / 関連勢力 🌙 ルチチ(Lucici / ルシルチア・ノクターン) 搭乗機:ASMODEUS 🌑 ルシオン・ノクターン 搭乗機:ASMODEUS REQUIEM 【導入ナレーション】 宇宙歴0221年。 長く続いた戦争は、 停戦という形で、いったん幕を下ろした。 地球連邦。 ズレトルニア帝国。 そしてMusicalis。 それぞれが違う正義を掲げ、 違う痛みを抱えながら戦い続けた時代は、 終わったはずだった。 けれど、銃口を向け合った記憶は、 そう簡単には消えない。 守れなかった命。 届かなかった声。 敵として見上げた同じ空。 停戦後の宇宙には、 まだ言葉にならない重さが漂っていた。 YORUとルチチもまた、 かつては同じ空を、違う側から見上げていた。 YORUは地球連邦のパイロットとして、 仲間を守るためにVarignar NIGHT OWLを駆った。 ルチチはズレトルニア帝国側の少女として、 ASMODEUSに乗り、 「帰るために戦う」という願いを胸に戦場へ出た。 停戦前の戦いの中で、 互いがただ敵を倒すためだけに機体へ乗っていたわけではないことを知っていた。 戦うことを望まない者同士。 それでも、 誰かを守るために前へ出てしまう者同士。 停戦後、連邦と帝国の一部部隊は、 各地で発生する謎の小規模紛争を監視するため、 月面軌道付近に共同哨戒ラインを設けた。 YORUのVarignar NIGHT OWLも、 その任務に参加していた。 支援と防御に優れたNIGHT OWLは、 停戦監視任務に向いていた。 撃つためではなく、止めるために。 倒すためではなく、守るために。 YORUは今日も、 静かな月光の下で哨戒を続けていた。 通信回線の片隅には、 帝国側から共有された識別コードが残されている。 ASMODEUS。 そして、その搭乗者の名。 ルチチ。 まだ距離のある名前。 けれど、もうただの敵ではない名前。 戦争は終わったはずだった。 けれど月の裏側で、 世界はもう一度、静かに軋み始めていた。 🎬【Scene 1:月光の救難信号】 月面軌道付近。 共同哨戒ラインの外縁を、 NIGHT OWLが静かに進んでいた。 巨大な月が、青白い光で宇宙を照らしている。 周囲に大きな戦闘反応はない。 けれど、停戦後に起きている謎の小規模紛争は、 いつもこうした静けさの奥から始まっていた。 YORUはモニターに流れる識別信号を確認する。 連邦機。 帝国機。 所属不明のデブリ反応。 遠方の艦影。 そして、 哨戒ラインの向こう側に残る、 かすかな異常波形。 【YORU】 「……未確認反応?」 その波形は、ASMODEUSに近かった。 けれど、同じではない。 より深く、 より暗く、 まるで月の影そのものが機体になったような反応。 YORUはすぐに帝国側の共有回線を開いた。 【YORU】 「ルチチ、聞こえる? そちらでこの反応、確認できる?」 少し遅れて、通信がつながる。 画面に映ったルチチの表情は、 いつもの穏やかさを失っていた。 【ルチチ】 「……その反応、知ってる」 YORUは息をのむ。 【YORU】 「知ってるって……」 ルチチは、すぐには答えなかった。 ただ、画面の向こうで、 小さく唇を結んだ。 【ルチチ】 「たぶん、お兄ちゃん」 その一言で、 コックピットの空気が変わった。 ルシオン・ノクターン。 かつて帝国軍に所属し、 ある戦いですべてを失った騎士。 そして今は、 ASMODEUS REQUIEMを駆る存在。 ルチチにとって最大の敵であり、 もう一度救わなければならない家族でもあった。 【YORU】 「単独で近づくのは危険だよ。 この反応、普通じゃない」 【ルチチ】 「分かってる」 ルチチの声は震えていた。 でも、逃げる声ではなかった。 【ルチチ】 「でも、行かなきゃ」 【YORU】 「ルチチ……」 【ルチチ】 「私は、帰るために乗ってる。 だから……帰れなくなった人を、そのままにできない」 通信の向こうで、 ASMODEUSの起動音がかすかに響いた。 YORUは一瞬だけ目を伏せる。 止めるべきなのか。 追うべきなのか。 答えは、すぐに決まった。 かつて敵だったから、分からないこともある。 けれど、 戦いたくないのに戦場へ出る痛みなら、 少しだけ分かる気がした。 【YORU】 「……ひとりにはさせない」 NIGHT OWLの背部ユニットが展開する。 防御フィールドが淡く輝き、 青白い光が月の軌道へ走った。 🎬【Scene 2:帰る場所などない】 月の影に沈む宙域。 そこに、黒紫の光をまとった機体が浮かんでいた。 ASMODEUS REQUIEM。 巨大な翼のような装甲。 禍々しく輝く紫のライン。 そして、月光を切り裂くように構えられた大鎌。 その前に、 ルチチのASMODEUSが静かに停止する。 【ルチチ】 「……お兄ちゃん」 通信はすぐには返らなかった。 ただ、紫の粒子だけが、 静かな宇宙に散っていく。 やがて、 低い声が届いた。 【ルシオン】 「まだ、その名で呼ぶのか」 ルチチは言葉を失う。 画面越しに見えるルシオンの表情は、 冷たく、 遠く、 どこか疲れていた。 【ルチチ】 「探してた」 【ルシオン】 「探す必要などない」 【ルチチ】 「帰ろう」 その言葉に、 ルシオンはわずかに目を細めた。 【ルシオン】 「帰る場所など、もうどこにもない」 静かな声だった。 怒鳴るわけでもない。 嘆くわけでもない。 ただ、すべてを諦めた人の声だった。 【ルチチ】 「違う……」 【ルシオン】 「違わない。 帰る場所は焼かれた。 守りたかった者も消えた。 残ったのは、この機体と、戦う理由だけだ」 ASMODEUS REQUIEMの大鎌が持ち上がる。 ルチチは動けなかった。 避けることも、 撃つことも、 できなかった。 兄を止めたい。 でも、 兄を傷つけたくない。 その迷いを見透かすように、 ルシオンの声が響く。 【ルシオン】 「お前はまだ、戦場を優しい場所だと思っている」 【ルチチ】 「違う……私は……」 【ルシオン】 「ならば、なぜ撃たない」 黒紫の閃光が月光を裂いた。 ASMODEUSの防御が弾かれる。 機体が大きく後退する。 ルチチの息が詰まる。 それでも、 彼女の指はトリガーにかからなかった。 🎬【Scene 3:夜の盾】 二撃目が迫る。 ルチチの視界いっぱいに、 ASMODEUS REQUIEMの刃が広がった。 その瞬間。 青白い防御フィールドが、 二機の間に割って入った。 激しい衝撃が走る。 月光の中で、 NIGHT OWLのシールドユニットが展開していた。 【YORU】 「間に合った……!」 NIGHT OWLが、 ASMODEUSの前に立つ。 攻撃するためではない。 守るために。 【ルチチ】 「YORU……!」 【YORU】 「大丈夫。まだ終わってないよ」 NIGHT OWLの装甲が軋む。 ASMODEUS REQUIEMの出力は圧倒的だった。 防御に特化したNIGHT OWLでさえ、 正面から受け続けるには重すぎる。 ルシオンの声が冷たく響く。 【ルシオン】 「そこをどけ」 【YORU】 「どかない」 【ルシオン】 「これは俺たちの問題だ」 【YORU】 「うん。そうだと思う」 YORUは静かに答えた。 【YORU】 「だから、私が答えを決めるつもりはない」 防御フィールドに亀裂のような光が走る。 それでもYORUは退かなかった。 【YORU】 「でも、ルチチがまだ呼んでる。 だったら、その声が届く時間くらいは守りたい」 通信の向こうで、 ルシオンが黙る。 【ルシオン】 「甘いな」 【YORU】 「そうかもしれない」 YORUは唇を結んだ。 戦場には、 優しさだけではどうにもならない現実がある。 守れなかった日。 間に合わなかった手。 届かなかった声。 それでも。 【YORU】 「甘くてもいい。 誰かを帰したいって思う気持ちまで、 戦場に捨てたくない」 ASMODEUS REQUIEMの大鎌が再び振り下ろされる。 NIGHT OWLのシールドに、 青白い波紋と紫の火花が散った。 🎬【Scene 4:撃たない勇気】 警告音が鳴り響く。 NIGHT OWLの防御フィールドが、 少しずつ削られていく。 YORUの額に汗がにじむ。 けれど、 その声は揺れなかった。 【YORU】 「ルチチ」 【ルチチ】 「……はい」 【YORU】 「撃てないなら、撃たなくていい」 ルチチは目を見開いた。 【YORU】 「でも、呼ぶことまで諦めないで」 その言葉に、 ルチチの震えていた指が、 少しずつ操縦桿を握り直す。 撃つためではない。 呼ぶために。 【ルチチ】 「お兄ちゃん」 ASMODEUSの通信出力が上がる。 ルチチの声が、 月光の宙域へまっすぐ伸びていく。 【ルチチ】 「帰る場所がないなんて、言わないで」 ASMODEUS REQUIEMの動きが、 ほんのわずかに鈍る。 【ルチチ】 「なくなってない。 全部なくなったわけじゃない」 ルチチの声が震える。 それでも、 彼女は言葉を止めなかった。 【ルチチ】 「私がいる」 短い沈黙。 月の光だけが、 三機の間を静かに照らしていた。 【ルチチ】 「私がまだ、ここにいる。 だから……お兄ちゃんまで、いなくならないで」 ASMODEUS REQUIEMの大鎌が止まる。 ほんの一瞬。 けれど確かに、 攻撃が止まった。 ルシオンの表情が揺れる。 それは後悔だったのか。 怒りだったのか。 それとも、 帰れなかった人の悲しみだったのか。 誰にも分からなかった。 【ルシオン】 「……まだ、そんな声で呼ぶのか」 その声は、 先ほどよりも少しだけ低く、 少しだけ痛かった。 YORUはシールド越しに、 その一瞬を見逃さなかった。 届いていないわけではない。 ただ、 戻るにはまだ遠すぎるだけだった。 🎬【Scene 5:月光はまだ消えない】 ASMODEUS REQUIEMの翼が開く。 黒紫の粒子が、 月光の中へ溶けていく。 【ルチチ】 「待って……!」 ルチチが追おうとする。 しかし、YORUが静かに制した。 【YORU】 「今は、追わないほうがいい」 【ルチチ】 「でも……!」 【YORU】 「うん。分かってる」 YORUの声は、やわらかかった。 責める声ではなかった。 諦める声でもなかった。 ただ、隣にいる声だった。 【YORU】 「今日は、連れ戻せなかった。 でも、届かなかったわけじゃないよ」 ルチチは黙ったまま、 消えていくASMODEUS REQUIEMの残光を見つめていた。 月の光が、 ゆっくりと機体の装甲を照らしている。 【ルチチ】 「……私、撃てなかった」 【YORU】 「撃たなかったんだよ」 【ルチチ】 「同じことじゃないの?」 【YORU】 「違うと思う」 YORUは静かに答える。 【YORU】 「撃たないで呼び続けるのって、 たぶん、戦うより怖いことだから」 ルチチの目に、 小さく涙が浮かんだ。 けれど、 その涙はすぐにはこぼれなかった。 彼女はまだ、 前を見ていた。 【ルチチ】 「また、呼んでもいいのかな」 【YORU】 「いいよ」 YORUは少しだけ笑った。 【YORU】 「帰る場所って、 最初から完璧に残ってるものじゃないのかもしれない」 月光の下で、 NIGHT OWLの壊れかけたシールドが静かに収納される。 【YORU】 「何度も呼んで、 何度も手を伸ばして、 少しずつ作り直していくものなのかも」 ルチチはゆっくりとうなずいた。 遠くで、 ASMODEUS REQUIEMの反応が完全に消える。 でも、そこに残ったのは絶望だけではなかった。 ほんの一瞬止まった刃。 揺れた声。 消える前に残された沈黙。 それはきっと、 まだ終わっていない証だった。 戦争は終わったと、 誰もが信じようとしていた。 けれど本当の平和は、 停戦の書類だけでは訪れない。 失った人を想う心。 帰れないと叫ぶ声。 それでも呼び続ける誰か。 その全部を抱えながら、 人はもう一度、分かり合えるのか。 月光は答えをくれない。 それでも、 帰る場所を照らすように、 静かに二機を包んでいた。 【YORU】 「帰ろう。ルチチ」 【ルチチ】 「……うん」 ASMODEUSとNIGHT OWLは、 月の光を背に帰投していく。 かつて違う側から見上げていた空を、 今は同じ方向へ向かって進みながら。 守ることは、戦うことと同じ強さだ。 そして、 呼び続けることは、 諦めないための小さな翼だった。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事とは関係ありません。 🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉🌈🦉 色褪せた昨日を 見つめながら リセットしたい 過去を抱いて 閉ざされた扉を 叩くように 変わらない朝を 壊して 暗闇の向こうで 揺れている 微かな光を 信じながら 止まったはずの 時の意味を 探し続けてる 輝く光の その先へ 戸惑いさえ 力に変えて 月の光に 導かれながら 遠い記憶を 追い越して 羽ばたきはじめた 翼広げて 溢れ出す この想い抱いて 守りたい 未来の中へ この空を 駆け抜けてゆく 出会いと別れを 繰り返して 気付けば 季節だけ過ぎてゆく 交わるはずの なかった背中が 同じ月影に 照らされてる 胸の奥で 眠る願いは 今も静かに 輝いてる もう一度 飛び立つために この手を 伸ばしてゆく 眩しい光の その先へ 迷いさえも 翼に変えて 月の光に 導かれながら 失くした夢を 追いかけて 羽ばたきはじめた 翼広げて 溢れ出す この想い抱いて まだ知らない 真実の中へ この空を 駆け抜けてゆく 終わったはずの 夜がまた 静かな火種を 隠しても 守るために 前へ出る その強さを 信じたい 眩しい光の その先へ 迷いながら 歩き続けて 月の光に 導かれながら 失くした夢を 追いかけて 羽ばたきはじめた 翼広げて 溢れ出す この想い抱いて 願い続けた あの場所へと この空を 駆け抜けてゆく

