[Intro] 終電ひとつ前の 白い案内板 窓に並ぶ顔が ゆっくりほどける [Verse 1] 紙コップのふたを 指で押さえながら 君は今日の失敗を 笑い話にした 僕は相づちのあと 窓の外を見て 同じ景色の先を 別々に思ってた [Pre-Chorus] 「ここで乗り換え?」と 聞けないまま 揺れる 次の駅の名前が 近づいてくる [Chorus] 出口は同じでも 降りる駅は違う 君はひとつ先で 僕はここで降りる 改札までの道を 知ってる者同士 同じ出口じゃないね それでも今夜は この短い区間を 並んで帰ろう [Verse 2] 君の鞄の隅に 折れた傘の柄 僕のポケットには 渡せないメモ 「また連絡するね」その言葉ひとつが ドアの開く音まで 静かに残った [Pre-Chorus] ドアの上の灯りが ひとつずつ消えてく 言いかけた続きを 胸にしまった [Chorus] 出口は同じでも 降りる駅は違う 君はひとつ先で 僕はここで降りる 改札までの道を 知ってる者同士 同じ出口じゃないね それでも今夜は この短い区間を 並んで帰ろう [Bridge] 先に降りる僕を 君は見送らない 見送らなくていいと 思える距離だった ホームの柱越し 手を小さく上げる 君の乗る車両が また動き出す [Final Chorus] 出口は同じでも 降りる駅は違う 君はひとつ先で 僕はここで降りる 改札までの道を 知らないふたりでも 同じ出口じゃないね それでよかったね 次の夜に会えば 続きを話そう 同じ道の途中で また手を振ろう [Outro] 閉まるドアの向こう 君の横顔が ひとつ先の駅へ ゆっくり遠ざかる 僕は階段を上る それぞれの帰り道


