おいで おいで 鬼火が一つ 常世へ誘う 朱の社は 冥府への路 今宵扉が開くよ 道端の灯籠光れば お囃子鳴るよ 朱の鳥居 百連鳥居 いざや いざやと 誘い招く 渡るか 渡らぬか 儚く淡い 妖の桜月 照らすは 白き橋の路 舞い導く蝶は 虹色の陽炎 手に触れれば最後 先に視えるは 彼方の虚空 おいで おいで 鬼火が二つ 異空へ誘う 朱の鳥居は 冥府への鍵 今宵扉が開くよ 道端の提灯灯れば お囃子鳴るよ 朱の神輿 百連神輿 来たれ 来たれと 誘い招く 往くか 往かぬか 光り輝く 妖の紅月 照らすは 白き橋の路 舞い導く蝶は 漆黒の陽炎 手に触れたら最期 先に待つのは 虚無の虚空 おいで おいで 鬼火が三つ 何処へ誘う 朱の化粧(けわい)は 冥府への切符 今宵扉が開くよ 道端の灯籠提灯 お囃子鳴れば 朱の山鉾 十連山鉾 乗れや 乗れやと 誘い招く 乗るか 乗らぬか 虚空に浮かぶ 妖の闇月 照らすは 紅き橋の路 舞い導く蝶は 幻彩の陽炎 見縋れば最期 先に在るのは 永久の孤影 踊れ 歌えや 踊れや 歌え 迷い子誘い 祭りは続く 刻は満ちたり 期は熟したり 誘い祭りの夜は明けぬ お囃子 太鼓 鬼火が九つ 囲えや囲え 逃がすな逃すな 今宵 妖 百鬼祭 もう元には戻れない