
晩秋 (Late Autumn)
Lylics from "晩秋" by 立原道造 (Michizo Tachihara), 1938 あはれな 僕の魂よ おそい秋の午後には 行くがいい 建築と建築とが さびしい影を曳いている 人どほりのすくない 裏道を 雲鳥を高く飛ばせている 落葉をかなしく舞はせてゐる あの郷愁の歌の心のままに 僕よ おまへは 限りなくつつましくあるがいい おまへが 友を呼ばうと 拒まうと おまへは 永久孤独に 飢ゑているであらう 行くがいい けふの落日のときまで すくなかったいくつもの風景たちが おまへの歩みを ささへるであらう おまへは そして 自分を護りながら泣くであらう [Instrumental] [Outro] [End]


