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流星が落ちてくる音で、君の名前が消える夜 / RiriMio

V5

校庭の真ん中 集まって 錆びた匂いと 濡れた砂の音 風が泣いてるのか 誰かの声か サイレンが揺れる 割れた聖歌みたい 君の声は かすかすぎて 眠る影さえ 起こさないように 「ほら見て 星が落ちるよ」って わかってる あれは星じゃない 首の骨が きしむほど見上げても 誰も視線を そらしはしない 握る手は ひんやり冷たくて 君の身体は 結末を知ってるみたい それでも 綺麗だね 燃える空を 奇跡と呼んで 飲みこむ この恐怖 言葉じゃなくて 喉の奥で 落ちても 消えても ふたり一緒ならいい 偽りの流星群の下で 最後まで 最後まで 子どもたちのライト 描く輪は まだ生まれない 天使の飾りみたい 濡れた芝生が 割れたガラスみたいで 靴の裏には 夜の露が貼りつく 君が笑う 「言っていい?」と 言葉は見えないまま 上から落ちる音に さらわれていく 「愛してる」って 世界が一秒 静かになる 雷鳴さえ やさしくなって その声だけを 聞かせてくれた 綺麗だね たとえ終わりに光が来ても 君がここにいるなら この夜ごと 飲み込まれてもいい もしこれがミサイルなら 私たちを もっと輝かせて どの星よりも 生きていた証を せめて今は まだ息をしてる せめて今は 誰も泣いていない 綺麗だね たとえ全部 落ちていっても 握った君の手が 恐れをそっと 拭い去るんだ 朝が来なくても 闇の中で探して 落ちてく流れ星が 名前ごと 優しく消してく