
霧がほどけて 風が息をする 眠っていた根が そっと動き出す 光の粒が 葉の先で跳ねて 「おはよう」と 森が囁いた 小さな種が 胸の奥で震える 昨日の涙が 明日の芽になる 冷たい土の奥 やさしい手の温もり それが 命のリズムを呼び覚ます 風が歌い 鳥が笑う 空の青が まだ見ぬ未来を映す 足元の小石までも 静かに 夢を見ている 芽吹け 小さな願い 風を抱いて 空を知れ 傷ついた心も そのままでいい 光は すぐそばにあるから 芽吹け やさしい鼓動 世界が君を待っている どんな闇も超えて 君は今 生まれ変わる 葉の雫が 頬を撫でる 遠い夜の名残が 静かに溶けていく 空の向こうで 雲が微笑み 新しい日を 抱きしめてくれる 誰も見ていない場所で 花が咲いていた その小さな勇気こそが 森を輝かせる 芽吹け 希望の音よ 悲しみを越えて 強くなれ 手のひらの光を 信じたなら 未来はきっと 微笑む 芽吹け 心の葉よ 風と共に 夢を乗せて 君の命が歌う限り 世界は 優しさで満ちる リーフィアの声が 木々を包み 枝が頷き 根が歌う 「生きるとは 育つこと」 その答えを 森が知っていた 芽吹け 永遠の詩よ 風の中で 響き渡れ この胸の奥に 芽生えた願い それが 命の証 芽吹け 希望の旋律 光を抱いて 未来へ 森が目覚める音の中で すべての命が 今、始まる 朝露が消えて 光が満ちる リーフィアは微笑み 静かに歌う 「また新しい命が 生まれたね」 森の心臓が 一度だけ震えた。

