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十四夜のシルエット

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V6

[Verse 1] 色の変わり始めた ケヤキ並木を抜けて 「少し遠回りしよっか」って 私が靴紐を結び直す 金木犀の香りが どこからか風に乗って 秋の深まりを そっと教えてくれた [Pre-Chorus 1] 明日が満月なんて忘れるくらい あなたの横顔ばかり盗み見してしまう ポケットに手を突っ込んで 何か言いたそうに 目を逸らすクセ、ずるいよ [Chorus] 十四夜の月が ほんの少しだけ欠けているのは 私たちの「これから」に似ている気がするの 「好き」の一言が どうしてこんなに遠いの? 気づいてるくせに シラを切るあなたに イライラして、でも愛おしくて、困るよ [Verse 2] 歩幅を合わせてくれる優しさは嬉しいけど 横並びの距離が 今日はやけにもどかしい 風に揺れる すすきの穂がざわざわと 私の落ち着かない心を代弁してるみたい [Pre-Chorus 2] 綺麗に飾った言葉なんていらないから ただまっすぐに私を見てほしいだけなのに 「寒いね」って差し出された缶コーヒー 温もりだけが、やけに胸に染みるの [Bridge] 友達のままでいられるタイムリミットが この夜の静けさに溶けていくようで あと一歩踏み出せば 壊れてしまうのかな それとも、新しい私たちになれるのかな [Chorus] 十四夜の月よ 私の背中を押してよ 不器用なその手をとってしまいそうになる 「好き」って言えないなら せめてもう少しだけ この心地いい痛みを 隣で感じさせて 明日が来ても ずっと、このままでいて [Outro] かすかに香る 金木犀のなかで 「ねぇ、月が綺麗だね」って あなたがやっとこぼした声に ずるいな、って、小さく笑った