
[Intro] ガザの海に、朝が落ちていく テルアビブの街に、夜がまだ残っている 二つの光が、同じ空を分け合いながら ただ、生きるために息をしていた [Verse 1] エルサレムの石畳に、祈りが重なる ウェストバンクの路地裏で、沈黙が揺れている 守るための銃声と、奪うための爆音が 同じ地図の上で、同じ影を落としていく [Verse 2] 「防衛だ」と叫ぶ声にも 「解放だ」と叫ぶ声にも 泣いている子どもがいた その涙は、どちらの境界線にも描かれていない [Chorus] それで人が救えたのか その一発で、誰が守られたのか ガザの風は答えない テルアビブの風も答えない ただ、血の匂いだけが残っていく それで未来は変わったのか その叫びは、誰に届いたのか 沈黙だけが、境界線をなぞっている [Verse 3] 石を投げる手も、盾を構える手も 同じように震えていた 恐怖は国籍を選ばない 憎しみだけが、ゆっくり形を作っていく [Verse 4] 爆音が途切れたあと ウェストバンクの夜に名前が消えていく その名前を知らないまま 世界は次のニュースを待っている [Bridge] もしも、あの日の銃声が 誰かを救ったと言えるなら その証拠を、砂の下から探してみる でも、どこにも見つからない ただ、壊れた家と、壊れた声だけが残っていた [Big Finish] 生きるために戦った その言葉は、どちらにも当てはまる でも、生きるために奪った命は どちらの側にも戻らない 境界線は、ガザとテルアビブの間で揺れている エルサレムの空にも、ウェストバンクの空にも 問いだけが残っている 「それで人が救えたのか」 [Outro] 夜が静まり返るたび 二つの影はまた伸びていく 名前も旗も、もう持ってしまったけれど 歩き続ける理由は、まだ同じまま 生きるために 生きるために 生きるために

