街路樹の影が 夜に溶けていく 君の名前を呼んだ声が 風に攫われた 手のひらに残るぬくもりが まだ僕を離さないから コンビニの窓に映るひとりの君 笑ってみても 少し歪んでる 「もう平気」って言えるようになっても 君を想わない日はない 黄昏に染まる信号の赤 立ち止まる足が勝手に震える 君のいない景色は どうしてこんなに静かなんだろう すれ違う人の背中に 君を探してしまう たとえもう会えなくても 心が勝手に呼んでる 君を思う切なさ 落ち葉の手紙みたいに 宛名もなく書いた想い 君に届くはずもないけど それでも書き続けてる 行き場を失くした言葉たちが 夜空をさまよって 「好きでした」だけが まだ消えずに残ってる ねぇ君は今 誰の隣で笑ってるの? 僕はまだこの季節に取り残されたまま あの時言えなかった「ありがとう」も「ごめんね」も 全部この声に変えて 風に乗せて叫ぶよ バス停のベンチで見た あの日の月のように 君は遠くで輝いて 僕は影のまま 誰かと並ぶ君の姿を想像して 本当の強さってきっと 忘れることじゃない 痛みを抱えたままで 前を向くことなんだ あなたを想うように切実に 落ち葉の手紙みたいに 積もりゆくこの想い 読み返すたびに滲むインクが 涙の跡になる いつか笑って話せる日が 来ると信じてたけど 心の片隅で 君を待ってる 壊れた夢の欠片を 胸の奥で抱きしめて 君のいない世界でも 生きていけるように 「さよなら」さえも君らしく優しく響いて 僕は今日も 君を想って歌ってる 雨上がりの匂いが街を包んで 二人の記憶を連れてくる もう戻れないことくらい わかってるのに でも君がくれた痛みは ちゃんと僕を強くした もしもまたどこかで会えたら もう一度、笑ってくれ 穏やかな君のように 落ち葉の手紙みたいに 風に舞う想いが やさしく夜を照らして 星に変わっていく 「さよなら」を繰り返すたび 少しずつ遠ざかる でも確かにここにあった 君との時間 君の名前を呼ぶたびに 胸が締めつけられても この声の限りに 愛してたと伝えたい 夜明けの光が頬を照らす頃 君のいない未来を やっと歩き出せる気がした 落ち葉が舞う道の上で 深呼吸をひとつ 君の笑顔を思い出して 小さく「ありがとう」と呟いた



