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斜陽ペーパームーン / Slanting Paper Moon - v2

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V6

古いレコードの針音 誰もいない地下階段 閉じた幕の向こうで 作り物の月が揺れていた 剥がれかけたポスター 暗い劇場裏口 赤いカーテンの影に 昨日の声が残ってる 消えかけた電球が 小さな舞台を照らして 終わったはずの場面だけ まだ続きを探していた 天井から吊るされた 紙細工の丸い月 偽物だと知ってても なぜか綺麗に見えた 紙で出来た月なのに 本物より眩しかった 嘘みたいな夜景ほど 忘れられず残ってる 斜めに傾いた光が 最後の場面を照らして 作り物の空の下 本当の涙が落ちた 埃をかぶった客席 番号の消えたチケット 誰かが残した拍手が 壁の奥で眠ってる 描かれた星空も 塗られた夜の色も 嘘だったはずなのに 胸だけは覚えてた 紙で出来た月だから 壊れず残ったのかな 本物だった季節ほど 形を変えて消えていく 古い照明の下で 最後に振り返った 作り物の夜空には 確かな記憶があった レコード針が戻って 幕が静かに降りる 斜めの月明かりだけ 誰もいない席を照らす