頬をさす風に肩をすぼめる おろしたてのマフラーを巻きなおす 気づけば街路樹は葉が落ち、電飾に彩られた コンビニのコーヒーで体を温めて歩こう 道行く誰もがせわしないのに 心なしか顔は晴れやか 一人でいるには広い部屋 居づらくなって外に出た 当てのない足取りには まぶしいイルミネーション 忙しさを言い訳に 向き合うことを躊躇っていた ただ足踏みしているだけだったのさ 木枯らしを耐える街路樹に 自分を重ねて観てる 次の雪解けには 心にも日差しが届くことを祈って 積もりだす雪に街が静まる 挽きたてのコーヒーを入れ直す 気づけば喧騒は白銀に飲まれ、静寂に包まれた 慣れないヒーターで部屋を暖めて過ごそう 道行く人がいないから 家々の灯りが煌びやか 一人でいるのに慣れた部屋 出ずらくなって片づけた 使いどころのない雑貨に いつかのメモリアル 虚しさを塗り替えて 向き合うことを覚悟した ただ足を踏み出すことにしただけさ 雪に埋もれる街路樹に 自分を重ねるのをやめる いまの俺には 歩く力があることを信じて


