
[Verse 1] ぐるぐる地図を 指でなぞって 大学ノートに 赤い線 新品じゃない ちいさなバイク 荷物は少し 夢は多めで [Chorus] 原付エンジン 朝をかきまぜる 海へ山へと 風を連れてく 知らない町で 名前を呼ばれて 「気ぃつけてな」と 笑う声 それだけで また走れるんだ [Verse 2] 海沿いの道 潮のにおい カモメとならぶ 白い波 おばあちゃんちみたいなみんしゅくで 味噌汁の湯気 胸に沁みたよ [Chorus] 原付エンジン 夕日を追い越す オレンジ色の 背中あったかい 知らない苗字 表札の下で 「おかえり」みたいな 茶碗の音 一人じゃないって 思えたんだ [Bridge] 雨宿りした 山あいの駅 びしょぬれのジーンズ 笑う駅員さん タオル貸す代わりに 話を聞かれて 「若いうちや 行っとき」って ポケットに入る お守りもらった [Verse 3] 川沿いキャンプ 火花はじけて 星座もまだ 全部知らない 焚き火囲んだ 旅人たちと 名前より先に 夢を語った [Chorus] 原付エンジン 夜をくぐり抜け 北へ北へと 息を切らして 見たことない空 見たことない朝 それでもどこか 懐かしくて 胸の奥 少し痛かった [Verse 4] 道の端っこ 花が咲いてた 誰も気づかない 色で笑ってる 「きっと私も こんなもんだよね」 それでもちゃんと ここにいるから [Chorus] 原付エンジン さよなら集めて 南も北も 背中にしまう 出会ったすべて 言葉にならない 涙と一緒に 頬を走る 「また会おう」って 心でつぶやく [Bridge] 日本のかたち なぞるみたいに 海も山も川も つながってた ばらばらだった 昨日の私が 一本の道に 結ばれていく [Chorus] 原付エンジン ゴールの標識 写真を撮っても 終わりじゃないね 走りきったのは この国だけじゃなく あの日の不安も 追い越したから ここからが はじまりなんだ [Outro] ぐるぐる地図は しわくちゃだけど 赤い線たちが 笑ってる エンジン切っても 耳の奥には あの日の風が まだ鳴ってる (うん) 「ただいま」って言うたび 旅は続いてく

