放課後の 帰り道 楽しくて 眩しくて どこへでも 行ける気がしてた 特別な 光の中 大人に なりたかった 明日を 信じていた 世界は 私の 味方だと 歌っていた なにもかも 持てると 思ってた あどけない あの子は もういない 大人になんて なるんじゃなかった 空っぽの手のひら 見ていた 大人になりたいと 願っていた 真っ直ぐな瞳が 今は 眩しい 大人になんて なりたくなかった 微かな 吐息を 飲み込んだ 大人になっても 何も変わらない 手にした物より 無くしたモノが 多い 大事なものほど 指をすり抜けて どこへ 落としたかも 分からなくて 明日は ただ 過ぎていくだけ 未来の 光は もう届かない 大人になんて なるんじゃなかった 無垢な子供が 今はただ 羨ましい 大人になりたいと 願っていた 真っ直ぐな瞳が 今は 眩しい 大人になんて なりたくなかった 微かな 吐息を 飲み込んだ わたしは 大人になった 大人になった 私の どこかで あの哀れな子が まだ 泣いている 生きている



