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香る頃に【白薔薇】

カーテン越し 白い蕾 朝の光で 少しずつ開いてく 窓辺の鉢植えに 静かに水をやる 蕾に溜めた想いが 今にも溢れそう 白い薔薇が開くたび 部屋に香りが満ちて あなたをまた思い出してしまう 
夜明け前の冷たい空気 
胸の奥まで刺さる 
「私はあなたにふさわしい」 
そんな花言葉ばかり覚えて 
終わった恋を捨てきれずに 
今日も香りだけ抱きしめてる 窓辺にある花に 触れた指先が冷たい 君のいない部屋で 一人立ち尽くす 白い薔薇が開くたびに 
綺麗な記憶だけ蘇る 
優しかった声の温度を 
忘れたくて忘れられなくて 
あなたのいない朝なのに 
まだ隣を探してしまう 
強い香りが棘にもなれず 
静かに胸に残ってる 朝日を浴びるたびに 胸が締め付けられる この美しさ 
白い薔薇が枯れる頃には 
あなたをちゃんと忘れられる? 
窓を開けても残る香り 
この部屋だけ時が止まったまま 
「私はあなたにふさわしい」 
そんな言葉が痛いくらいで 
終わってしまった恋なのに 
まだ美しいまま ここにあった