ころん ころん 赤い毬 月の光を追いかける 午前零時の帰り道 小さな毬を見つけたよ 誰もいない曲がり角 遠くで誰かが笑ってる ねえ ねえ どこへ行くの もう少しだけ 遊んでいこう ころん ころん 赤い毬 ひとつ ふたつと夜を跳ね 君と僕との足音が 静かな町に重なった 帰り道を忘れても 今夜は少し遠回り 月が眠るその前に 秘密の場所へ行こうよ 古い鳥居をくぐったら 知らない花が咲いていた 風もないのに揺れながら 僕らのことを見ていたよ 怖くないよ そう言って笑う 本当かな たぶんね ころん ころん 赤い毬 みっつ よっつと夜を跳ね 君が笑えば僕も笑う 名前も知らない友達と ずっと昔に会ったような 不思議な気持ちがしていた ねえ 朝が来たらどうするの 帰らなくちゃいけないの 東の空が青くなり 夜の魔法がほどけてく 小さな影が薄くなり 赤い毬だけ残される さよならなんて 言わないよ また会えるって 決めたから ころん ころん 赤い毬 朝と夜との境界線 君と僕との約束を 小さな毬に預けよう もしもいつか寂しくて ひとりぼっちになったなら 月のきれいな夜にまた この曲がり角で




