
夕霞み宵落ちて 枝垂れ花咲く淡桜 吾ここにありきと 仄かに光る 思い浮かぶるは 彼方の姿影(しえい) 遠きにありて 吾偲ばん いついつまでも 揺らぐことはない 共に戦いし 分かち合ったあの瞬間 時に戦(いくさ)を収め 時に敗れようとも 諦めを知らぬその勇姿 幾度も立ち上がり 上げた顔の眼差しは 遠い記憶の彼方に 今も尚輝く 宵霞み闇落ちて 枝垂れ花咲く淡桜 吾ここにありきと 風に揺れ光る 思い馳せるは 悠遠の姿影(しえい) 儚きにありて 吾偲ばん いついつまでも 薄れることはない 吾下(もと)に集いし 穏やかなあの刹那 時に語らい 時に違えようとも やがては相励するその姿形(しけい) 幾度もやり直し 上げた顔の眼差しは 淡い記憶の彼方に 今も尚輝く 朝霞み月落ちて 枝垂れ花咲く淡桜 吾ここにありきと 朝露に光る 思い至るは 夢影(むえい)の姿影(しえい) 尊きにありて 吾偲ばん いついつまでも 忘れることはない 共に笑いし 分かち合ったあの時間(とき) 時は流るる 時は留まりを知らず 一つ二つ 消えゆくその残姿(ざんし) 幾度も繰り返し 辿ったその顔達は 眩い記憶の彼方に 今も尚輝く 時霞み夢落ちて 枝垂れ花舞う淡桜 吾ここに咲き 悠久の刻(とき)待ち在り(あり) いついつまでも 消えることはない 永久なる孤空(こくう)の下 いつかまた 逢える その日までーー

