
Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 悪曲のプレイリストはこちら vol.1 https://suno.com/playlist/aed0b3e4-29c9-4333-9ed3-3d2475d4361b vol.2 https://suno.com/playlist/17410a4e-bb7f-4b25-8f77-c7c686404018 ストーリーのプレイリストはこちら https://suno.com/playlist/66e4584c-2bd3-47e6-91fb-f42f804c4642 前回のストーリーはこちら https://suno.com/song/6508736f-9c2b-42bd-baa2-ea04f7e89a68 -------------------------------------------- 《Guardian Archive》 ―Cyber Net Domain/境界区画・戦闘直後― レガリスの気配は、完全に消えていた。 歪んでいた空間も、今は静かだ。 ラクリア:「……」 エルフレア:「……悔しいわね」 ラクリア:「うん」 それだけ言って、視線を落とす。 短い沈黙。 境界区画には、戦闘の名残だけが残っている。 ラクリア:「……ねえ」 エルフレア:「?」 ラクリア:「あいつ、言ってたよね」 ラクリア:「ヴァルキュリア・シリーズって」 エルフレアは、わずかに首を傾げる。 エルフレア:「……知らないわ」 ラクリア:「だよね」 ラクリア:「ボクも初めて聞いた」 一拍。 ラクリア:「何なんだろう、あれ」 エルフレア:「……照合する」 ラクリア:「お願い」 非戦闘時用の限定アクセスが開く。 簡易的なデータ層が、静かに展開される。 エルフレア:「……ヒット」 エルフレア:「ヴァルキュリア・シリーズ」 エルフレア:「Cyber Net Domain ガーディアン」 エルフレア:「自律機械AI生命体――AMAIL」 ラクリア:「……ガーディアン」 エルフレア:「管理システム§∪ℕΘと同時期に開発」 エルフレア:「総数、十三」 ラクリア:「……私たちより、前の存在?」 エルフレア:「そうなるわね」 短い間。 エルフレア:「記録上では」 エルフレア:「人間と機械の対立により、全機戦闘投入」 さらに一拍。 エルフレア:「その後――」 エルフレア:「多くの機体が機能停止」 エルフレア:「ロスト判定」 ラクリア:「……全部じゃない?」 エルフレア:「例外が一機」 エルフレア:「No.7、Olrun」 エルフレア:「別名、X-Heart」 ラクリア:「……残ってたんだ」 エルフレア:「世界融合後まで稼働が確認されている」 エルフレア:「任務終了につき機能停止、その後廃棄処分」 データ層が静かに閉じる。 ラクリア:「……じゃあ」 ラクリア:「私たちから見たら」 少し考えて。 ラクリア:「始祖、みたいな存在?」 エルフレア:「……分類上は、そうね」 ラクリア:「そっか……」 静かに息を吐く。 ラクリア:「……ねえ」 ラクリア:「あいつ、去る前に言ってたよね」 エルフレア:「“探し物はまた今度”……だったかしら」 ラクリア:「そう、それ」 少しだけ周囲を見回す。 ラクリア:「この辺、何かあるのかなって」 エルフレア:「……目的を言わずに去るタイプじゃなかった」 エルフレア:「探す価値はあるわ」 二人は、広く探すわけではなかった。 ただ、戦闘の中心だった区画をなぞるように歩く。 そして―― ラクリア:「……あ」 足元で、反応。 ラクリアがしゃがみ込み、手を伸ばす。 エルフレア:「それは……」 ラクリア:「分かんない」 ラクリア:「でも、変」 触れた瞬間、違和感が走る。 ただの遺物とも違う。 エルフレア:「……いびつね」 エルフレア:「眠ってるみたい」 ラクリア:「持ち帰ろっか」 ラクリア:「ここじゃ、調べられないし」 エルフレア:「ええ。後で確認しましょう」 二人は、それを回収する。 意味は分からないまま。 その直後―― 通信が割り込む。 DIMEN-TIA:「こちらDIMEN-TIA」 DIMEN-TIA:「状況確認。ホコロビの反応はどうなりましたか」 ラクリアとエルフレアは、一瞬だけ視線を交わす。 ラクリア:「……反応は、消えました」 ラクリア:「今は、安定しています」 事実だけを返す。 DIMEN-TIA:「そうですか」 短い間。 DIMEN-TIA:「分かりました」 一拍。 DIMEN-TIA:「続いて、緊急の共有があります」 声の調子が、わずかに変わる。 DIMEN-TIA:「ジトリックスが現在、起動していません」 ラクリア:「……え」 エルフレア:「うそ……」 DIMEN-TIA:「詳細は後ほど説明します」 DIMEN-TIA:「ニジェラとの交戦後、自己構造が不安定化」 DIMEN-TIA:「現在は、停止状態です」 言葉が、頭に落ちてこない。 ラクリア:「……」 エルフレアも、何も言えない。 DIMEN-TIA:「命は保たれています」 DIMEN-TIA:「ですが、通常状態ではありません」 沈黙。 DIMEN-TIA:「……ですので」 DIMEN-TIA:「今すぐ、アペンドラのスカイシップへ向かいなさい」 少しだけ、間を置いて。 DIMEN-TIA:「これは命令です」 さらに、ほんのわずか、柔らぐ。 DIMEN-TIA:「……同時に」 DIMEN-TIA:「行ってあげてください」 通信が切れる。 ラクリアは、しばらく動かなかった。 ラクリア:「……ジトリックスが……」 エルフレア:「……行きましょう」 ラクリア:「……うん」 手にした“分からないもの”を、握り直す。 ラクリア:「後で、見る」 ラクリア:「今は……」 エルフレア:「ええ」 二人はその場を後にする。 敗北の余韻と、理解できない違和感と、 そして新たな現実を抱えたまま。 スカイシップへ向かうために。 つづく https://suno.com/song/09a3ab21-8cf1-49b5-b99e-b99b62a93a13

