
同じ朝に触れているのに 君と僕では色が違う 窓越しの光やわらかすぎて 少しだけ痛くなる 誰もがみんな同じ景色を 見ているようで違っていて 選びきれない記憶の粒を それぞれ拾ってる 優しさも疑いも 透明な膜を通るだけで 形を変えてしまう 心にかけたフィルターで 世界はいくつにも分かれていく 同じ言葉も違う温度で 胸に落ちていく ただ静かに… それぞれの色で生きている 重なれないままそれでも 同じ空を見てる 過去の傷が薄いガラスに 細かな影を落としてる 忘れたはずの声の輪郭 まだそこに残ってる 誰かの笑顔まぶしすぎて 目を伏せる日もあるけど それは弱さじゃなくてきっと 守るためのかたち 曖昧なこの世界 少しだけにじませて やわらかく受け止めてる 心にかけたフィルターで 涙も違う意味を持つ こぼれた光にじむ理由も 誰にもわからない 触れた瞬間… ほんの少しの見え方で すれ違いながらそれでも 繋がろうとしてる まっすぐすぎる 世界はきっと 壊れてしまうから だから僕らは少しだけ 歪んだままでいい 心にかけたフィルターで 世界はやさしくもなる 違うままでいいと知るたび 少しだけ近づく 同じ景色を見ていなくても 同じ時間を歩いてる 重なれないまま それでも 同じ空に 触れてるだけ

