
[Intro] (きこえる…?) 塔の影が 霧にほどける (きこえる…?) ひとすじの光だけが 揺れている (まだ…そこにいるの?) [Verse 1] 霧は 私の名前を忘れ ゆらめきの中で 形をなくした (さまよう声…) 足音が 遠くへ沈み 冷えた息が 塔へ吸い込まれていく (消えたいの…?) [Pre-Chorus] 影の上に 影が重なり 心臓が 静かに軋む (ゆれて…ゆれて…) 霧の奥から 名を呼ぶ音がした [Chorus] どうして—— 霧は私を手放さないの? 塔の上で ひとりのまま眠れというの…? (きえてない…) (まだここに…) 遥かな光まで 指がとどかなくても 私はまだ 霧の中で息をしてる— [Verse 2] 霧越しの月が 泣いているようにかすんで (つめたい…) 落ちる滴が 夜の底にひびきを落とす (まだ…そこに…) [Pre-Chorus] 影の塔は 誰のために立つのか 呼んでも 応えてくれない (さわって…) (さわって…) [Chorus] 消えたい—— でも消えきれないから 霧の塔で まだ「私」をつないでいる (きえてない…) (まだここに…) ひとすじの光だけが 胸に触れて 闇をそっと あたためていく [Outro] (さよならじゃない…) 影の塔が また息をする 霧は静かに 私を包んでいく


