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杖を握る手 #RPG000

V6-WILD

風が吹き抜ける 一本道 少し先を歩く あなたの背中 重そうなつるぎを 背負いながら 時々振り返り 微笑んでくれる 強がりばかりの あなただから 擦り傷ひとつも 見過ごせないの 「大丈夫」なんて 嘘をつくたび つえを握る手に 力が入る 癒やしの呪文を 唱える瞬間に 触れた指先が 熱く痺れていく ねえ このむねの痛みを消せる呪文はないの? 心を強くする 魔法をかけても あなたを見つめると 揺れてしまうから 次の街までの わずかな距離も もっとゆっくり 歩けたらいいのに 高鳴る気持ち 内に秘めたままで 木陰で休む時間 あくびをして 横顔見せる 無邪気なあなた 世界を巡る 長い道のりも この時間が ずっと続けばいいのに やくそうを差し出す 些細なことさえ 私の心が 躍ってしまうから ねえ 呆れるくらい あなたで満たされていく 突然振り向いた 笑顔だけで 胸の奥がぎゅっと 熱くなっていく 戦うための 呪文じゃなくて 好きと言える魔法を つかえたなら ぎこちない言葉でも 隣で話せるかな 並んで伸びていく ふたつの影が そっと寄り添うように 重なるだけで たぶんきっと 幸せを感じられる 心を強くする 魔法をかけても あなたを見つめると 揺れてしまうから 次の街までの あたたかいひとときも もっとゆっくり歩けたらいいのに 言葉にできない想いを 抱きしめながら 明日もあなたの 後ろをついていくからね