
くねる石壁 頬にささる潮風 黙ってる石ほど 知ってる昔 焼けた日付を 胸ポケットにしまい 石だけは 黙ってみてた 灰の中には 終わりはいない いるのは ただ次のステージ 誰かの「無理」が 散らかった場所 私は 深呼吸を拾う 燃えても燃えても 朱い輪廻 燃えても燃えても 朱は約束になる 倒れても 倒れても 城は 立ち上がる性(さが)がある 泣きたきゃ泣けよ 泣き終えたら 目を開けて 歩け 灰は終点なんかじゃない 出発ゲートだ 王の間さえ 教室になった夜 答案のため息 揺らす梁(はり) 戦(いくさ)の空が 全部をさらっても 石だけは 黙って覚えてた 見えない王冠 胸に抱いたまま 明日を配る人がいる その背中に 私は歌を置く 火傷(やけど)に似た あたたかさで 燃えても燃えても 朱い輪廻 燃えても燃えても 朱は約束になる 迷っても 迷っても 私は私の城になる 笑われたっていい 笑い返せ 息を吸え 歩け 灰は終点なんかじゃない 出発ゲートだ

