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『十年目の「ただいま」』

V4.5-ALL

【Verse 1】 夜明けの風が 潮を運んで 鎖が小さく カチャリと鳴る 今日もみんなを 見送ったあと 庭の陽だまりで 空を見ている 軽トラの音 鳥の鳴き声 季節は少し 秋へ近づく 波の匂いを 鼻で追いかけ 帰る時間を 待っている 【Pre-Chorus】 遠くで聞こえた いつもの音に 耳がぴくりと 立ち上がる 【Chorus】 お父さんには 思いきり飛びついて お母さんには そっと寄り添って 子どもの笑顔に しっぽが踊る 「おかえり」が今日も 庭いっぱいになる 鍵を回す音も 足音も知ってる 十年かけて 覚えた宝物 みんなが笑えば それだけでいい 今日も私は 家族を迎える 【Verse 2】 長くなった 庭木の影を 追いかけながら 午後が過ぎる 窓の向こうの 笑い声まで 風に乗せて 胸へ届く いつもの椅子が 今日は静かで 何度も玄関 見つめてしまう やがて聞こえる 優しい足音 胸をなでおろし またしっぽ振る 【Bridge】 人の一日は いつもの一日 だけど私には 大切な一日 明日もきっと みんなそろって 「ただいま」が聞けますように 【Last Chorus】 お父さんには 思いきり飛びついて お母さんには そっと寄り添って 一人ひとりに 違う「おかえり」 それが私の 毎日の幸せ 灯りがひとつ またひとつ消えて 寝息だけが 家を包むころ 今日も安心して 丸くなる 夢の中でも みんなと一緒