銀色の霧がたゆたう 古い時計塔のほとり 刻(とき)を止めた この指先 あなたの温もりだけが 思い出せない 魔法のように消えた あの日の背中 隔てられた世界 届かない祈り けれど 魂の糸はまだ切れていない 千の夜を越えて 風が囁く 「信じて」と。 今はまだ 遠い空の果て 触れることさえ 叶わなくても いつか必ず 巡り会うその日まで 私の鼓動を 繋いでゆく 頬を濡らす 悲しみの雫は その時 まばゆい喜びの虹に変わる 凍てついた記憶を 溶かして 暗闇の淵で 迷うことがあっても 瞳を閉じれば 導きの星 約束の場所へ 羽ばたく翼を 私は 捨てたりしない あの日見た 夢の続きを あなたの隣で 語り合いたい 降り積もった 切なさを全て 歓喜の涙で 洗い流して 「やっと会えたね」と 笑い合うその時まで 私はここで あなたを信じてる 悲しみは 喜びに 涙は 光に いつか、必ず