
小さな路地で立ち止まれば ふと心に浮かぶ 君のしぐさ 言いそびれた気持ちだけが 胸の奥でそっと まだ息をしてる なんでもない 会話さえ どうして今 こんなに響くんだろう 触れられそうで触れられない あの距離が忘れられない そう こぼれたきもちを拾い集めても 戻れない瞬間ばかりが光って 指先に残った優しささえ 静かに滲んでいく 言えなかった言葉たちはいまも 小さく揺れ続けている 古いベンチに腰かけたら 君の気配が 少しだけ近づく あの日笑った横顔まで 触れられないのにあたたかい 気づかないふりをして 胸に隠した弱さもあったね ふたりの沈黙の中だけ 本音がやさしく響いた そう あふれたきもちを抱きしめてみても 叶わない願いほど 色づいてしまう 届くはずのない想いの欠片 まだ心に灯ったまま 歩き出すためのさよならさえ うまく言えずにいる 名前を呼んだ日の温度 今も消えないままで 胸の奥にしまいこんだ 最後の“好き”が痛む そう こぼれたきもちが静かに光れば 君と過ごした影が やさしく揺れる 触れられない未来を怖れながら それでも進んでいくよ 心の中でまだ生きている 君との記憶を抱きしめながら こぼれたきもちの影を そっと指でなぞりながら 消えない声を抱きしめて ひとり、歩き出す あの日の続きじゃなくて わたしの未来へ 静かに落ちる きみの記憶が まだ胸で灯ってる


