
月に幻 鈴鳴る夜更け ざらつきが覆う 夜 肺漏れる紫煙 うつろう眼球 机しらけて 飢える… お腹 いっぱいで 喉の奥 深く詰まって えずきそうな程 白い幸福 甘い暗闇 弾ける涙 額が重い 重たいんだ 卑しくて 舞うように飛び跳ねて 痙攣する心臓 鳴らす拍子 甘えるように グルグルと餌を待つ 月に十字 止まない外夜 ざらつきが包む 夜 鼻を刺す熱 裏ゆく眼球 机に伏して 飢える… お腹 膨れて 口の中 溢れ零れて えずいてしまった 白い幸福 甘い暗闇 刺さった涙 額が沈む 足りないんだ 乞い願って 飛ぶように弾けて 彷徨う心臓 止まる拍子 固まるように ヒューヒューと餌を待つ 何も無い 全ては風に流れた 覆う指先 光が張り付く 僕を留めようと 白く 望んで得たものではない 頭上の天秤が傾いただけ だから こぼして こぼし切って 右手を傾けよう 左は抱えたまま 心臓を支えて 満たされよう 満たされたい 何かを得て 満たされたい 救われて 満たされたい 満たされて そして全て 吐き出そう

