
腕とお尻 あなたと私は違う場所に 同じ形のアザがある まだ6ヶ月のあなたは 話さない でも、食べてる途中に 指を吸うのは 飲みたいの合図 身体を使って もう話ができる 糸島に家を建てるのは 全てにつながってしまう あなたを守るため 私は5歳で閉じた 歳をとれば自由につながれると 思ったから でも2度と開かなかった あなたは 一生、閉じずに生きる あなたが過去と未来と そして世界と繋がる 私たちは びっくりするくらい 忘れていく 説明が欲しかった過去の痛みも もう思い出すのが 難しいくらいで 違う人生のように感じてしまう 私たちはあなたと いろんな土地を旅していく 海のそばでも 山のなかでも 知らない町の小さな部屋でも その夜ごとに 椅子やクッションを寄せ 毛布を敷いて 小さなベッドをつくる 昨日とは違う天井の下で あなたは少しも気にせず いつものように眠る 何百年もの旅を終えたばかりの あなたには そんな旅は気楽なもの あなたはスネの毛を 掴んで立ち上がる 相棒の猫も あなたが叩いて遊ぶから まだ怖がって 姿を隠す あなたは夜中に一度も目覚めず よく眠る 私たちは あなたを待ち受ける試練の 大きさを知らない 今はその準備の時 あなたは久しぶりに のんびりしてる

