朝の風が窓の隙間から カーテンを少し揺らした 特別なことなんて何もない いつも通り一日の始まり 横断歩道 信号待ち 小さな手をぎゅっと握って ベビーカーを揺らし小さく歌う 誰かの声が優しく響く 誰も知らない名前のない 優しさが溢れてる 見逃しそうなこの瞬間 胸の奥まで満たしてく なんでもない なんでもない 今日はただの一日 なんでもない なんでもない それがなぜか心地いい 特別じゃなくたっていい 言い聞かせるみたいに なんでもない なんでもない このままでいいんだ 風に揺れる洗濯物たち 白と青が行ったり来たり ベランダの隅で伸びをしてる 観葉植物 昼下がり 急がなくてもいいみたい 時間はちゃんと流れてる 何も起きないこの景色が たまらなく愛おしい なんでもない なんでもない 今日はただの一日 なんでもない なんでもない それで全部 問題ない 何かが足りなくたっていい 今は気にしないでいい なんでもない なんでもない それが今の答え 夕方を告げるサイレン 風に溶けて街に広がる 帰る理由がなくても ちゃんと帰りたくなる なんでもない なんでもない 何度でも歌うよ なんでもない なんでもない 胸に残る音に乗せて 特別じゃなくたっていい でも確かにここにある なんでもない なんでもない それが何より大事 灯りが点いて夜が来て 今日が静かに終わる なんでもないこの一日に そっと手を振って また明日を迎えに行こう