
[Intro] 朝の光が カーテン揺らす いつもの音で 目を覚ます 小さなお父さん 背の高いお母さん のんびり起きてくる 僕の大好きな君 [Verse 1] お父さんは今日も 僕の頭を撫でながら 「おはよう」って言うけれど まだ少し眠そう お母さんはキッチンで 朝ごはんを作りながら 「きなこ 待っててね」って 僕に笑いかける 君は少し遅れて起きてきて 「きなこ おはよう」って 僕のおでこに頬を寄せる そんな朝が好きだった [Pre-Chorus] ある日の夜 君が僕に 「ねぇ きなこは どっちがいいと思う?」 二人の男の子のこと 順番に話してくれた 僕には恋なんて よくわからないけど 君が笑ってる人なら それでいいと思った [Chorus] あぁ 僕はきなこ 君のそばにいる猫 君が泣くときは 何も言わずそばにいる あぁ どっちがいいって 聞かれてもわからないよ 僕はただ 君の膝で ゴロゴロしてるだけ 君が笑ってるなら それでいいと思ってた [Verse 2] ある日の夜 君が言った 「やっぱりね 決めたんだ」 バイト先の後輩くん 君が選んだ人 その名前を呼ぶとき 少し照れる君を見て 僕はなんとなく わかった気がした お父さんは うなずいて お母さんは 笑いながら 「よかったね」って言った 僕も しっぽを揺らした [Pre-Chorus] だけど僕には ひとつだけ気になること 最近 君の荷物が いつもより大きい 「ねえ きなこ」 そう呼ぶ声が 少しだけ寂しそう 僕の胸にも 知らない風が吹いた [Chorus] あぁ 僕はきなこ 君のそばにいる猫 君がいなくなるなんて まだ信じたくない あぁ 「元気でね」なんて そんな顔しないでよ 僕はいつものように 君にゴロンとお腹を見せる また帰ってくるよね? そう聞きたいけれど 猫だから うまく話せない [Bridge] 玄関のドアが閉まって 家が少し広くなった お父さんはテレビを見て お母さんはキッチンで いつもと同じ一日を 静かに過ごしてる 君の部屋のドアだけが 少し静かになったね ちょっとだけさみしいけど ここで待っていよう [Last Chorus] あぁ 僕はきなこ 君のそばにいた猫 君がいなくなっても ちゃんと朝は来るんだね あぁ 小さなお父さん 背の高いお母さん 二人と僕の 三人で 今日もこの家で暮らしてる 君が帰ってきた日は 玄関まで走ってく 「久しぶり」なんて言われても そんなの関係ないよ ずっと待ってたんだから 思いきりスリスリして いっぱい甘える そして君の隣で いつものように眠る [Outro] 君が帰ってくる日には 今でも玄関で待ってる だってここは 君の帰る家だから 寂しかったけど―― 僕はもう、慣れたよ。

