
「驚いた。この子、僕とラーズ、二人の力を引いてるよ」 ラクアが水がめを出すと、男の子は水の塊を水がめに入れていた。 「そうなのか? かなりびっくりだな」 とラーズ。ゆりはきょとんとしていた。 「どういうことかしら?」 「つまり、3人の子供」 「3人?」 「僕とラーズ、二人の力を引いてるよ。この子」 ラクアは男の子に服を着せながら言っていた。 「3人……え……えええええー!!!?」 ゆりはようやくはっきり理解して驚いていた。 「父親二人? えー!!!!」 「こんなこともあるんだな。かなりびっくりだ。虹と水、虹ってのは雨の後にできるものだし、まあ、こういうのもありかな」 ラーズは顎に手を当てて言っている。 「こんなことがあるなんて驚きだね」 とラクア。 ミシェイラに続き神の国でもミックス?! えー! こんなことがあるなんて! ゆりはその時夜中自分が何かをしたことを思いだし、「あれだ!」と声をあげていた。 「どうしたんだ?」 ラーズが聞いた。 「夜中にね、なんか光の玉が二つ引っ付いたり離れたりしてたの。ひっつきたそうにしてたから、ひっつけたの。それがこの子かも?」 「そうかもな」 「えーじゃあ、ひっつけなかったらどうなってたの? 妖精が二人できたかも?」 「さあ」 「えー! 余計なことしちゃった?」 「引っ付けなかったらできなかったかもよ。娘たちに見せよう。おいで」 ラクアは服を着た男の子を連れて部屋を出て行った。

