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亜麻の衣服より漂う珈琲の香と、未だ定まらぬ我が人生の輪郭について

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V5.5

南仏の薫風 白亜の客室 緩慢に回る天井の扇風機 矩形の枠に 己を嵌め込む日々に 私は 些か 迷い子であった 電子の端末を 靜かに 眠らせる 猶 焦燥の残滓 テラスの午睡 冷えた乳白のペルノー 私を縛る 数の因果は 此処には無い Travailler pour vivre, pas l'inverse. 白日の下 陽気な 大人たちの歩法(ステップ) 然り 人生という果実を 享受するがために リ・ソート(Re-Sort) 今一度 散らかった私という 存在を 正しく並び替える L'Été de la Réorganisation 夜気を孕んだ戸外の酒場(バー) 「Bonjour」 不意に 鼓膜を震わせた 低き声 リネンの衣服から 漂う 濃縮珈琲(エスプレッソ)と潮騒 異国の言語で 微笑みを交わした 薄暮の遊泳池(プール)水面に 映る 諧調(グラデーション) 「冷たいよ」と 悪戯に笑い 浸した足先 触れなば 落ちんとする 胸の奥の律動(ビート) 爆ぜるように 脈打つ 泡沫の熱(ヒート) Travailler pour vivre, pas l'inverse. 薄紅に 染まりゆく海 恋情も 惑いも すべて 抱擁して Re-Sort 緩やかに 精神のパズルが 滑らかに嵌合してゆく L'Été de la Réorganisation この恋慕は この密やかなる 休暇だけのもの 素性も知らぬ 2週間の漂流者(トラベラー) 深追いはせぬ 切なき 約束 されど 私の胸の 荷物(トランク)には 永劫に翳らぬ 太陽が 秘匿されてゆく Travailler pour vivre, pas l'inverse. 真鍮の鍵を フロントへと 返す 生きんがために 再び あの街へ還ろう Re-Sort 完全に 並び替えた魂(こころ)で 新しき 一歩を踏み出す L'Été de la Réorganisation Travailler pour vivre, pas l'inverse. L'Été de la Réorganisation 己がしあわせのために 私は働くのだ