
(1番Aメロ) コンクリートに囲まれた狭いベランダの隅に 去年の冬を越えた小さな多肉植物が並ぶ 仕事から帰るとまず、霧吹きを手にとって 乾いた緑の葉にそっと水分を分けてやる (1番Bメロ) 華やかな花を咲かせるわけでもないのに じっとそこに佇んでいる姿がなぜか好きでさ 過度な期待をかけず、ただ水をやるだけで 勝手にしっかりと根を張って生きている (1番サビ) ベランダの風に吹かれながら見上げる夜空 足元のできることから育てる喜びを知った 冷たいアイスコーヒーのグラスを片手に 小さな緑の息吹にそっと「お疲れ様」と呟く (2番Aメロ) 過去に体を壊して動けなかったあの療養中 唯一の楽しみがベランダの鉢植えを眺めることだった あの小さな緑たちが、生きる力を失いかけた俺に もう一度前に進むための時間をくれたんだ (2番Bメロ) 他人の評価なんて、この小さな森の前では無意味だ 自分のペースで光を求め、水を吸い上げる 植物たちの生き様に、俺はいつも教えられている (1番サビ) ベランダの風に吹かれながら見上げる夜空 足元のできることから育てる喜びを知った 冷たいアイスコーヒーのグラスを片手に 小さな緑の息吹にそっと「お疲れ様」と呟く (Bridge) 休日の昼下がり、土の匂いを嗅ぎながら 植え替えの作業に没頭する時間が愛おしい 誰とも話さなくても、心がすっきりと満たされていく (大サビ) ベランダの風に吹かれながら見上げる夜空 足元のできることから育てる喜びを知った 冷たいアイスコーヒーのグラスを片手に 小さな緑の息吹にそっと「お疲れ様」と呟く (アウトロ) 窓を閉めてカーテンを引き、部屋に戻る 静かな夜のなかで緑たちが眠りにつく頃 俺もまた、自分だけの穏やかな眠りへと向かう

