[Verse 1] 灰色の空がずっと低く垂れ込めて 鉄の匂いとオゾンが舌に絡む 山肌に刺さる無数の結晶が 静かに脈打って雷を待ってる 足元で砕ける石は黒く光って 一歩ごとに青白い火花が散る ここじゃ生き物さえ電圧を纏って 鹿の角が稲妻を振り切る [Pre-Chorus] 誰も来ない 誰も来ない 標識さえ溶けてなくなった道 なのに俺は またここに立ってる [Chorus] 雷雲よ もっと近くで唸ってくれ この胸の奥までビリビリ響かせて 浮遊するクリスタルが俺を呼ぶなら この命ごと全部焦がしてくれ [Verse 2] 蝙蝠の群れが闇を切り裂いて飛ぶ 翼の先で紫の電流が踊る 木は枯れて 葉はもう何年もなくて ただ雷の記憶だけが枝に残る 好奇心なんて言い訳に過ぎない 本当はただ 焼き切られたいだけだ この体が灰になるその瞬間を 何度も何度も夢に見てる [Pre-Chorus] 誰も来ない 誰も来ない 生きてる証さえ雷に奪われて それでも俺は またここに立ってる [Chorus] 雷雲よ もっと近くで唸ってくれ 心臓の音まで全部上書きして 最後の叫びが稲妻に変わるなら この山で永遠に燃え尽きてもいい [Bridge] ああ 落ちてくる光の槍が 俺の影を一瞬で貫いて その痛みが生きてるって教えてくれる もう二度と町には戻れない [Chorus] 雷雲よ もう離さないでくれ この体ごと空に引きずり上げて クリスタルが歌う最後のメロディに 俺の声も混ぜてくれ 雷鳴だけが 俺の墓標だ [End]