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燃えた油断

V6

Lyric : TSUNEKA 刈り続けても 刈り切れない フェンスに絡まるソドムのリンゴ 手袋越しにトゲが刺さる それでも まだ 根には届かない 植えた覚えは ないのだけれど 気づいた時には 絡んでいた 隣の庭か 風の仕業か 種の出どころは 誰も言わない 白い星のように咲いて わたしを油断させる きれいと思った わたしの指が 水をやりかけて 止まる 折れた茎から 乳白色の 知らない痛みが滲んでくる 刈っても刈っても 夏は終わらない 棄てたはずの名は また芽を出す 去年も同じ フェンスの際で 同じ白さを 刈った気がする 手袋は重ねたのに トゲのほうが 手のひらに届く 摘んだ実は 灰の味がすると 図鑑の隅に 書いてあった 確かめる気は ないのだけれど 熟れていく色を 視界が拾う 白い星のように咲いて 今年も同じ顔をする きれいと思った その一秒も 首を横に振って 祓う 地下で走る根 横に 横に 伸びていく 抜いたつもりの その先で 次の名前が 花開く 白い星のように咲いて わたしを欺くならば 綺麗と思った 気持ちごと 庭を燃やして 笑う