
軌道が交わっていたなら 糸電話の声が 星の風に乗って届いていた 言葉の重さが あなたの声を震わせてた 幾光年先でも まだ交信が続いていたなら 回るレコードの針が あなたの声をなぞってた 針が跳ねるたび 記憶はノイズに変わる 糸がたるむ中で 言葉は形を失ってく 重力を忘れた星が 少しずつ遠ざかる 風の粒子だけが あなたの影をなぞってる ああ 同じ道を 歩くはずだったのに あなたは別の 未来へと飛び立った 重力忘れた 星の輝きが 今も私の 心を揺らしてる 夜明けの光が まだ届かなくても あなたの輝きだけが 未来を照らしてる 幾光年先まで 声が届かなくても 記憶の星座は まだ夜空に瞬いてる あなたが選んだ道と 私の道は交わらない それでも同じ空で 揺れている気がした 時間の波が 言葉を溶かしてゆく 未来を描くたび 過去が影を落とす 進みたいのに また振り返ってしまう あなたの影だけが 私を惑わせてる ああ 同じ道を 歩くはずだったのに あなたは別の 明日へと進んでった 重力忘れた 星の輝きが まだ私の 心を揺らしてる 夜明けの光が やっと差し込んでも あなたの輝きが ずっと未来を照らしてる 流れ星に 願いを託して ひとりの部屋を 宇宙に広げる 交わらない軌跡が 流星の尾を引いて消える 小さな光を 星座に結んでゆく ああ もう一度 同じ道を歩きたかった でもあなたは もっと遠くへ飛び立った 重力忘れた 星の輝きが 静かに私を 照らし続けてる 夜明けの光が やっと届いたから あなたの輝きが ささやかに未来を照らしてる

