
遠い空を 見ていた 名前もない あの頃 風の音も 街の色も まだ どこかにある 朝の光 長い影 窓を揺らした 淡い風 何を話して 笑ったのか それさえ今は 曖昧で 忘れたことは 増えたのに なぜか消えない ものがある 声にならない その記憶が 時を越えて ここにいる 過ぎた日々を 過去と呼ぶなら なぜこの胸は まだ そこにいる If I had an eraser for yesterday 痛みだけを 消せるだろうか 愛した声も あの日の空も 同じ場所に あるというのに 忘れたなら 救われるのか 覚えていたら 壊れるのか 消えないから 過去なのか 残っているから 僕なのか If I had an eraser for yesterday そんな言葉が 夜をよぎる 雨の匂い 駅の音 夕暮れ色の 帰り道 意味もなく見た 雲の形 くだらないほど 残ってる 忘れたいと 願う夜ほど 細かな景色を 連れてくる ひとつ消せば その隣の 笑った声まで 揺れている 傷ついた日も 僕だというなら どこまで僕は 抱けばいい If I had an eraser for yesterday 後悔だけを 消せるだろうか 選ばなかった もうひとつの道 その行方まで 消えるのなら 忘れることは 救いなのか 残すことだけが 強さなのか 痛みのない 僕になれば それは今の 僕なのか If I had an eraser for yesterday 答えのないまま 夜が明ける 人はきっと 忘れながら生きて 忘れられないものを 抱いてゆく それを強さと 呼べる日もあれば ただ耐えるしか ない夜もある すべてに意味が あると言うなら 意味などいらない 痛みもある それでも―― あの日を消せば 今日が変わる 今日が変われば 僕も変わる Then tell me Where do I begin Where do I end 記憶の外に 僕はいるのか もしも―― 本当に この手にあったなら If I had an eraser for yesterday 涙だけを 消せるだろうか 失くした声も 残った愛も 同じ時間を 生きたというのに 忘れたなら 救われるのか 忘れたことも 忘れるのか 後悔さえ なくなるのなら それを救いと 呼べるのか If I had an eraser for yesterday 消したい夜も 残したい朝も 愛したことも 憎んだことも 選んだ道も 捨てた未来も すべてが今へ 続いたのなら Where do I begin? Where do I end? あの日を消して 残った僕を 誰が僕だと 決めるのだろうか 消えないから 過去なのか 残っているから 僕なのか 痛みが僕を 作ったのなら 痛みのない僕は 誰なのか If I had an eraser— If I had an eraser— If I had an eraser for everything I was... それでも―― 消すのだろうかぁ―― ERASER—

